中国版ランチア・ストラトス『SC-01』英国上陸 クルマ好きが作ったミドシップの2人乗りEV、車重1380kg

公開 : 2026.07.31 17:05

少量生産車は成功できるのか?【UK編集部コラム】

無名ブランドによる少量生産スポーツカーは、決して珍しいものではない。過去を振り返ると、運転の楽しさはあるものの、商業的には失敗に終わったケースが多い。生産が小規模な場合、クルマ自体がいいからといって必ずしもビジネスとして成功するとは限らないのだ。

SC-01が、ケータハム・プロジェクトVやロングボウ・ロードスターといった今後登場するライバル車種よりも有利な点は、すでに生産中であることだ。プロトタイプではなく、一部市場で実際に販売されているのだ。

JMEV SC-01
JMEV SC-01

そこで問題となるのは、単に「SSCCは英国において、ブランドとして、商業的な事業として成功できるか」ということだ。

SSCCのマーク・コットン社長は、中国ではロータス・エリーゼのような伝統的なスポーツカーには近づかない若い顧客層を惹きつけていると語った。おそらく、その傾向は他の地域でも見られるだろう。

コットン氏は、マクラーレンベントレーでキャリアを積み、新ブランドや新モデルを英国市場に投入してきた実績のある、信頼できる人物だ。

販売目標は少ないように見えるが、3年目には360台、つまり1日1台のペースになる。SSCCよりもはるかに高い知名度を持ちながら、同程度の販売に甘んじているブランドもある。自動車販売は簡単なものではない。

車名にも少々問題がある。『SC-01』というのはキャッチーさに欠け、まるでエンジニアがネーミングを担当したかのようだ。コットン氏は、販売店に並ぶ前に改名する姿勢も見せている。これは期待が持てる。このようなクルマには、記憶に残りやすい名前が必要だ。『ドラゴン』なんてどうだろうか?

記事に関わった人々

  • 執筆

    マーク・ティショー

    Mark Tisshaw

    役職:編集者
    自動車業界で10年以上の経験を持つ。欧州COTYの審査員でもある。AUTOCARでは2009年以来、さまざまな役職を歴任。2017年より現職の編集者を務め、印刷版、オンライン版、SNS、動画、ポッドキャストなど、全コンテンツを統括している。業界の経営幹部たちには定期的にインタビューを行い、彼らのストーリーを伝えるとともに、その責任を問うている。これまで運転した中で最高のクルマは、フェラーリ488ピスタ。また、フォルクスワーゲン・ゴルフGTIにも愛着がある。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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