「ファンのど真ん中を狙う」 メルセデス・ベンツ Cクラス・エレクトリック(1) 動力源の変化は意識させず 圧巻のハイパースクリーン

公開 : 2026.09.01 18:05

圧倒されるほど巨大なMBUXハイパースクリーン

インテリアは、いかにも現代のメルセデス・ベンツ。見慣れた雰囲気といえ、素材は概ね上質で高級感に不足はなく、居心地が良い。試乗車のダッシュボード前面は、圧倒されるほど巨大なモニターパネル、MBUXハイパースクリーンが覆っていた。

サイズは39.1インチで、ひと昔前のリビング用TV並み。グラフィックは鮮明で反応は素早く、システムのインターフェイス・デザインも優秀といえる。AI技術を用いた音声操作機能は理解度が高く、往年のTVドラマ、ナイトライダーを筆者は思い出した。

メルセデス・ベンツ Cクラス 400 4マティック・エレクトリック・スポーツ(欧州仕様)
メルセデス・ベンツ Cクラス 400 4マティック・エレクトリック・スポーツ(欧州仕様)

また、マイクロソフト・チームズにも対応。試乗時は、先行車両と車内通話で連絡を取ることが可能だった。車内カメラは、安全性を理由に走行中は利用できなくなる。

ただし、MBUXハイパースクリーンは上位グレードのみ。それ以外には、新型CLAと同じ3面構成のモニターか、ひと回り小さいMBUXスーパースクリーンが実装される。

ボディサイズ拡大で生まれた乗員空間のゆとり

フロントシートは優しく体を包み込み、座り心地は素晴らしく、マッサージ機能も内蔵する。内装は持続可能性へ配慮された素材も選べるが、選択肢は多く、風合いの良い本皮で仕立てることもできる。これまでのCクラスのように。

ボディサイズが拡大した結果、前後の乗員空間にはゆとりが生まれた。頭上には、ロゴのスリー・ポインテッド・スターが散りばめられたパノラミック・ガラスルーフが広がり、開放感も抜群。魅力の1つに数えられる。

メルセデス・ベンツ Cクラス 400 4マティック・エレクトリック・スポーツ(欧州仕様)
メルセデス・ベンツ Cクラス 400 4マティック・エレクトリック・スポーツ(欧州仕様)

荷室容量は470L。フロントのボンネット下にも、101Lの収納があるのは強みだろう。

走りの印象とスペックは、メルセデス・ベンツ Cクラス・エレクトリック(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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