ヴォグゾール・アストラ最新モデル詳細

公開 : 2015.06.17 22:30  更新 : 2017.06.01 02:09

“最新のヴォグゾールは先代よりも小さく、安価になっているが、装備は充実している” というのがヴォグゾールの説明。

また、乗り味や燃費性能の向上もアストラにとって重要なアピール・ポイントである。

使用するのは親会社であるGMが開発したD2プラットフォーム。全長は29mm、全高は26mm、ホイールベースは23mm短くなっている。

にもかかわらず、室内スペースと快適性はレベルアップしているという。

理由は使用する材質と構造に関するメソッドの変更によるところが大きい。少なくとも120kg、最大で200kgの軽量化に成功しているそうだ。

9月のローンチ時に用意されるトリム・レベルは合わせて7種類。もっともベーシックな ‘デザイン’ グレードには16インチのアロイ・ホイールとエアコン、DABラジオ、ブルートゥース接続、クルーズ・コントロールが標準でつく。価格は£17,295(334万円)から。

トップ・グレードである ‘エリート’ の価格は£19,315(373万円)から。18ウェイの調整機構をもつフル・レザー・シート、電動ミラー、オート・エアコン、リアのシート・ヒーター、USBソケット(前席と後席用の2つ)などが主要装備だ。

エンジンとトランスミッションもすべて最新式となる。

エントリー・グレードのユニットは100psを発揮する自然吸気の1.4ℓガソリンでありCO2排気量は124g/kmとなる。

もっとも興味深いのは新型の1.0ℓ 3気筒ガソリン・ターボであり、こちらは2000rpmから105psと17.1kg-mを発揮する。アダムとコルサに使用されるものと同じである。

この他には150psと24.2kg-m、19.5km/ℓと128g/kmの1.4ℓターボと200psを発揮する1.6ℓターボも加わる予定だ。なお、1.4ℓターボには、126ps版も用意される。

ディーゼルに関しては、1.6ℓがもっともクリーンだ。111psと137psの2種展開のうち、どちらともにAT/MTが組み合わされる。これにターボを2機追加したものも2016年初旬には加わる見込みで、SRiとエリートに搭載されるようだ。

ヴォグゾールも認めるように、1970年代の設計をベースにした6速のマニュアル・ギアボックスは、アストラにとって明確な欠点だったが、こちらも新しいものに置き換わった。

ユニットそのものの重さは37kg軽量になっており、なめらかなシフトと、短いレバー・アクションを可能にしているとのこと。

最初のパブリック・デビューは9月に行われるフランクフルト・モーターショーの予定。その後すぐに英国内のショールームに並ぶ予定だ。

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