「クセつよ」だけど愛さずにはいられないクルマ 40選(前編) 人を選ぶユニークなキャラクター

公開 : 2025.11.16 11:25

個性が強すぎるクルマはときとして不人気車のレッテルを張られてしまいます。しかし、そうした唯一無二の特徴が人々の心を捉えることも。今回は、万人受けはしないもののどこか好きになってしまうクルマを紹介します。

その奇抜さに、どこか惹かれてしまう

世に出るクルマすべてが魅力的だとは限らない。この特集で紹介するクルマにも同じことが言えるかもしれない。だがどれも、どうしても好きになってしまう何かがある。

今回はあまりメジャーではないかもしれないが、普通のクルマとは一味違った、筆者(英国人)の心を掴んで離さないクルマを取り上げたい。

少々奇抜だがどうしても好きになってしまうクルマを40台チョイスした。
少々奇抜だがどうしても好きになってしまうクルマを40台チョイスした。

BMW iX

発売当初、iXはその長いウサギの歯のような「キドニーグリル」デザイン、奇妙な台形のフロントボディパネル、そして「駆けぬける歓び」のイメージにそぐわないという理由から後ろ指を指されていた。しかし、iXの快適性は非常に高く、エレクトロクロミックサンルーフやパワフルなBowers & Wilkins 4Dオーディオシステムといったハイテク装備も満載だ。

最高出力326psを発生する標準仕様のiX xドライブ40では、電光石火のスタートダッシュとは言えないが、一度走り出すと瞬時のスロットルレスポンスが非常に楽しい。正直なところ、あのアグレッシブなヘッドライトの横に、もっと小さなグリルを付けても似合わないだろう。

BMW iX
BMW iX

ルノー・アヴァンタイム

ルノー・アヴァンタイムの独特なデザインとボディ形状は、多くの者から「変」だと評された。しかし2001年の発売以来、アヴァンタイムのようなミニバンクーペは他になく、この唯一無二の存在感が筆者を惹きつけてやまない。3.0L V6エンジンとフェンダーマウントグリルを備え、まるでルノー・スポール(RS)のバッジを付けたクルマのようにも見える。

サイドビューが最も魅力的だ。大きな窓とシルバーのルーフセクションがスポーティな印象をさらに引き立てている。ルノーがアヴァンタイムに膨大なリソースを注ぎ込み、他のミニバンに追随せず、リスクを冒してコンセプトカーを市販化したことは明らかだ。

ルノー・アヴァンタイム
ルノー・アヴァンタイム

ボルボ240

同時代の他車ほど洗練された見た目ではないため、退屈だと感じる人もいただろう。だが筆者が特に気に入っているのは、まさにこの優雅で魅力的な、レトロな外観だ。四角いフロントグリル、大型ヘッドライト(便利なワイパー付き)、フロントとリアを一直線につなぐサイドストリップを備えている。

内装はかなりシンプルだが、操作感のいいロッカースイッチが装備され、レトロなヘッドレストが見た目を引き締めている。155psのターボモデル「フライング・ブリック(空飛ぶレンガ)」は、現代の性能基準で見てもなお軽快な印象を受ける。

ボルボ240
ボルボ240

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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