SF90から圧倒的進化を感じた瞬間とは? 『フェラーリ849テスタロッサ』はその名に相応しい実力か(後編)【スーパーカー超王が斬る】

公開 : 2026.10.26 11:50

圧倒的な上質感を抱かせる乗り心地

それにしてもフェラーリは、なんというスーパースポーツを作り上げてくれたのか。

この849テスタロッサへの進化が特筆すべきものであることは、SF90ストラダーレと比較して圧倒的な上質感を抱かせる乗り心地を最初に体験した時にそれを確信することができた。

SF90ストラダーレから849テスタロッサへの進化は、特筆すべきものだった。
SF90ストラダーレから849テスタロッサへの進化は、特筆すべきものだった。    平井大介

極めて軽量なカーボン製ホイールを装着する試乗車は、ともかくフットワークの軽さが印象的で、それをワインディングロードで走らせるのは至上の楽しみと表現しても、それは過言ではない。

もちろん、1050psというシステムトータルの最高出力を炸裂させるようなステージは、オンロードではまず存在しない。エアロダイナミクスの素晴らしさ、そして『FIVE』と呼ばれる予測準備制御に代表される、最先端の姿勢制御デバイスの真価を知るには、やはりサーキットにこそそのステージを求めるほかはない。

フェラーリの最新ミドシップスーパースポーツは、テスタロッサの名を受け継ぐに相応しい、圧倒的な魅力と説得力を備えたモデルだった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王(超王)」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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