ホンダNSX

公開 : 2015.10.29 23:50  更新 : 2017.05.29 19:09

■どんな感じ?

ボディシェルの向こう側、アルミニウム製スペースフレームの上にはリチウム・イオン・バッテリーや磁気粘性サスペンション、たくさんのコンピューターが複雑に絡みあっている。

英国での予想価格は£120,000(2,211万円)。ショールームではフィットをはじめとする£30,000(553万円)以下のファミリーカーと隣同士に並べられることになる。なんとも不思議な感じがする。

バンク角75°のV6エンジンはホンダのレーシング・プログラム直系だという。4本のエグゾースト・パイプはほっそりとしている。エンジニア氏いわく「これみよがしなマフラーはいらないんです」とのことだが、その辺は意見の分かれどころである。

赤いスターター・ボタンは速くエンジンをかけてくれと言わんばかりだ。

エンジンをかけると一瞬はフェラーリのような破裂音が響くのだが、その後はひっそりと静まり返っている。もちろんスポーツカー=爆音であるべし、とまでいうつもりはないが、この辺も意見の分かれどころである。

コンソールの中心に設えられたロータリー・コントローラーは合わせて4つのモードを切り替えるためにある。始動後はまず ‘クワイエット’ モードになり、64km/hまでならば電気のみの走行も可能である。

燃料消費率に関しては英国内ではまだ明らかになっていないが、アメリカで行われたテストの数値を参考にすると平均燃費は6.0km/ℓ、高速クルーズ時は7.1km/ℓとなるようだ。

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