次期アウディQ5の新型グリルとインテリア画像

公開 : 2016.05.05 22:30  更新 : 2017.06.01 01:31

アウディは、BMW X3ボルボXC60メルセデス・ベンツGLCを追う第2世代のアウディQ5を開発している。最新のスパイピクチャーでは、新しいグリルとインテリアを確認できた。

まだそのカモフラージュは厚いものの、角ばったヘッドランプや、厚いフロント・グリル、それを囲むクロームのフィニッシュなど、デザイン・キューがQ7から持ち越されたことが分かる。全体的にどっしりとした印象だ。。

ただ、細部ではこれまでと異なるデザイン言語も垣間見られ、リア・ライトは従来に比べ凝った作りになっている。

また、ドアを開いた画像から、次世代型Q5のドア・トリムなどインテリアの様子が初めて明らかになった。こちらは、Q7ときわめて近いデザインになっており、キャビンの中も同じ考え方でまとめられていると思われる。

先日のスパイピクチャーはニュルブルクリンクのテスト時に撮影されたもので、SQ5の高性能バージョンを確認できた。これには、大径ホイールとアグレッシブなバンパーが映っていた。

新型発表時には、最新の車内コネクティビティ機能が搭載されるものと考えられる。また、ハイブリッド・エンジン搭載モデルと、スポーティ・モデルのRS Q5が存在することも確認されている。

新型は、最新のアウディA4に使用されているのと同様にフォルクスワーゲン・グループの新しいMLBプラットフォームをベースに構築されるモデルで、エンジンは縦置き。アウディ用としては、よりラグジュアリーで安全性を高めた装備になる予定で、ボディ・ウエイトは前モデルよりも100kg以上軽く、ライバルのGLCよりも200kg近く軽量な1620kg前後となる予定。

ほとんどのモデルは4WDとなるが、ベーシック・モデルにはFWDも提供される。

エンジンは4気筒のガソリンおよびディーゼル、そしてV6ガソリンというラインナップで、これはA4からほぼ変更なく移植される予定。V6ガソリンは主にアメリカ市場用で、ポルシェと共同開発されたエンジンだ。

サスペンションは5リンクがフロントおよびリアにセットされ、オート・レベリング機構を備えたエア・サスペンションも用意される。

新しいMLBプラットフォームの採用によって、ホイールベースは拡大され、ボディ・サイズは現行モデルとほぼ同一であるが、内部は広くなっているという。

スパイショットによれば、そのスタイリングは、新しいQ7よりもどっしりとしたもの。しかし、ルーフラインなどは現行のフォルムを維持する。

アウディは、このQ5の派生モデルとして、レンジローバー・イヴォークに対抗するモデルであるQ4も計画中だ。

Q4 RSが成功し、GLCのAMGバージョンが登場した場合には、Q5のRSバージョンも計画される。これはおよそ520psを発揮するV6ガソリン・エンジンを搭載し、0-100km/h加速4.5秒を誇るモデル。

さらにディーゼル・エンジンのトップとしては、SQ5を予定している。こちらは、現行のSQ5の318psを発揮する3.0ℓV6ユニットに手が入れられ、パワーは338ps前後までアップされる模様。

スタンダードな第2世代のQ5は、おそらく秋のパリ・モーターショーでワールド・プレミアが行われる予定だ。生産は、メキシコ、中国、そしてインドで行われる。



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