マセラティ・ギブリ・ディーゼル
公開 : 2016.09.26 05:50
ノーマル・モードにしても乗り心地は特によくならない。それでいてスポーツ・モードが単に硬いだけというのも、改善を求めたい。
エグゾースト・ノートはよりスポーティなものを目指しているようだが、アウディやポルシェのシステムほど聞き心地がよくないのも残念である。
端的にいうと、BMW 5シリーズを買うほうが楽しい。メルセデスのEクラスを買うほうが快適でリラックスできる。そういった印象である。
ただ、悪いニュースばかりではない。インフォテインメント・システムが以前より遥かによくなっているのだ。反応がよくレイアウトがロジカル。ロータリー・コントローラーやショートカット・ボタンが、求める機能を効果的に引き出せているのもよい。最新のスマホの接続に対応しているのも、ボーナス・ポイント。
マテリアルをもっとよくすべきだ、というと、これはもう贅沢な意見なのだろうか。マセラティはラグジュアリーであることにプライドをもっているようだが、メルセデスEクラスのような、トップ・レベルのレザーやプラスティックの使い方や、5シリーズのような熟達が、ギブリのインテリアから見受けられない。
傷のつきやすい表面や、安っぽい押し心地のスイッチ、ヒビが入りそうなトリムがはめ込まれているだけだ。

