フォルクスワーゲン・アルテオン・プロトタイプ

公開 : 2016.12.20 05:40  更新 : 2017.05.29 18:56

組みあわせるトランスミッションは7速のDSG(新型)。テスト車の場合、変速はなめらかで速い。スタート・ストップ機構の復帰も素早い。

結果的に、スポーツ・クーペという立ち位置に見合う元気のよさだと感じたのだが、納得できないのは、サスペンションの硬さである。18インチあるいは19インチと、今となっては大して大きくなく、サスペンションも標準のものと可変式の両方を試したのだが、びっくりするほど硬い。

まだまだ改良する時間が残っているため、あまり不満を言うべきではないということはわかっているが、もし ‘スポーティ’ の解釈が、このアシに結果として現れているのであれば、われわれは疑問を呈する。

まぁ、おかげでコーナリング時のボディ・ピッチやロールがほとんど看守されないのはありがたいのだが。

プレミアム・ブランドのライバルほど手元に伝わる情報は多くないが、操舵に対する反応に優れているのもよい。ペダルやハンドルの重さも適切。よって自信をもって、コーナーに突っ込むことができる。

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