ミニ・カントリーマンPHEV 「商売の都合上のクルマ」か 試乗記

公開 : 2017.05.11 12:00  更新 : 2017.05.29 19:14

一言で表すのなら「ごちゃまぜ」

メーカー公称の0-100km/h加速のタイムは6.8秒だったが、実際に運転した際はもっと速く感じ、都市部でのドライブでもどっしりと構えた印象だった。

従来のクーパーSカントリーマンは、0-100km/h加速が7.2秒だったのに対し、S Eはエンジンばかりに頼らない電気のアシストと、トランスミッションのおかげでとてもスムーズだ。

エンジンとモーター、それを4輪に駆動させているということが、このS Eの力強さの源なのだろう。

ただしこのクルマを一言で表すのなら「ごちゃまぜ」。オプション装備(広報車にも装着されていた)の18インチ・ホイールと、255/45のタイヤ。これがクルマの見た目をガラリと変えるし、取り回しのしやすさも(悪い意味で)左右してくる。

ステアリングは活気がなく、不必要に重たい。ハイブリッド・システムが増えたことによる重量増も祟って、トルク感は増したが、反面少し苦しい乗り味でもある。

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