ヒュンダイ流、プリウスPHEVとの戦い方とは アイオニック試乗記

公開 : 2017.08.15 20:10  更新 : 2021.03.05 21:38

1.6ℓ直4+モーター 目玉は6段DCT

ドライブトレインは、基本的に通常のハイブリッドと同じもので、エンジンは105psの1.6ℓ直4。

しかし、フロントフェンダーにはタイプII規格の急速充電器用ソケットが設置され、8.9kWに拡大されたバッテリーと60psの電気モーターを用いたEV走行の使用範囲が拡大されている。

この拡大された電気システムは、16Aのウォールボックスを用いれば2時間15分で満充電でき、より長い期間にわたりドライブラインにトルクを送り続けることができる。

141ps/27.0kg-mのアウトプットはハイブリッド仕様と全くの同数値で、車輛重量は125kg増加しているのだが、0-100km/hの公称タイムは0.2秒削った10.6秒となった。

プリウスに用いられるCVTによる回転感が好きになれないユーザーにうれしいのは、6段DCTの採用だろう。ステアリングホイールの裏側には、シフトパドルも備わる。駆動輪は前輪だ。

PHEV仕様は、全車に7.0インチのタッチパネルを用いるHDグラフィックのインフォテインメントシステムを装備。Apple CarPlayとAndroid Autoもプリインストールされている。

試乗車は最高グレードのプレミアムSEで、シートとステアリングホイール、シフトノブはレザー、ダッシュボード上面はソフトタッチのプラスティックで覆われる。

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