お手頃ドライバーズカー選手権(5) 決勝戦

公開 : 2017.09.18 17:40

ターボラグは許容範囲内

このホンダユニットには、確かにターボラグがある。ドライバーズカーにとってはうんざりする悪癖だと思われるかもしれないが、個人的にはそうでもない。ターボラグが感じられるからといって、このシビックが1980年代のターボカーみたいなものであるわけではないからだ。


たしかに、最新のドライバーズカーには、スロットルペダルの踏み加減にもっと心地よく反応してくれるものがあるだろう。しかしながら、その他の部分のコントロールでは、完璧に計算されたアキュラシーが際立っている。ほんのわずかな過給遅れが気にならなくなれば、このクルマは地平線まで突っ走り、ほかの4気筒ターボが到達しえない回転スピードでクランクは回り続ける。

3500〜5000rpm辺りでエンジンが生み出す力の奔流は、病みつきになりそうなものがあり、ウェットコンディションやひどいバンピーな路面でなければ、245幅とワイドな20インチの前輪が強力なトラクションをみせる。ときおり、小刻みなキックバックがあるものの、それはフルパワーでの走行時に路面状況が変化するような状況での話。それはトルクステアの類ではなく、適切な減衰行程の一環を体感できているということだから、むしろ望ましい。

 
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