試乗、スバルXV 2018年型 進化感じるも動力性能「ふつう」 らしさ求む

公開 : 2017.11.09 21:10  更新 : 2017.11.09 22:13

どんな感じ?

内装は進歩 ただし「らしさ」希薄に

シャシーよりもわかりやすい変化としては、XVのインテリアの組み付けや仕上がり、全体的な雰囲気が大きく向上したということだ。

インテリアに関しては長年スバルの弱点であったのだが、今回の変化は非常に満足できるもの。黒いプラスティックに包まれた空間ではなく、スバルならではの操縦性の良さを、十分に楽しめる環境になった。 

クロスオーバーであるXVは、インプレッサWRXよりも大地に近いクルマとして、この操縦性の良さを発揮できる。また、座席と荷室の両方が、群を抜いて広いことにもすぐに気づくはずだ。

四輪駆動が標準で、8インチのインフォテインメント・スクリーンと、前述したアイサイトを備えるほか、トルクベクタリング・システムと先代同様の220mmの最低地上高を確保している点も特徴だ。

改善内容は全体的に十分納得できるものだが、動力性能に関してはまずまずといったところで、印象に残るものではなかった。直噴の2.0ℓ水平対向4気筒エンジンから、排気干渉による脈動が消えてしまったのも残念だ。

あくまで古いスバル好きの意見かもしれないけれど。

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