MG、中国「上海汽車」の救済で見えてきた今後 2019年にはEVも

公開 : 2017.12.03 11:40  更新 : 2017.12.14 12:35

番外編1 ロングブリッジの未来

ロングブリッジでは最後の車両生産が終了し、現在SAICは、10年以上前に当時苦境にあったMGからこの土地を購入した開発業者であるセント・モドウェン社に対して、彼らには必要のない設備の受け渡しを行っているところだ。

この一帯には有名な自動車組立工場や、ミニを生みだしたクレムリンとして知られたオフィス・ブロックが含まれることになるだろう。全ては再開発されるが、既にロングブリッジ地区は過去数十年に比べ、活気あふれる華やかな場所へと変わっている。

セールス&マーケティング責任者のマシュー・シェインは「5年後に英国での車両生産がどうなるかなんて誰にもわからない」と言う。

シェインの計画ではZSの登場で英国での販売は2018年に2倍になるということだが、これは眠れる巨人であるSAICが台頭する最初の兆しとなるだろう。

もし彼の計画が上手くいけば、いずれ真っ新なMGの工場を目にすることになるかも知れない。

番外編2 MGのモデル・プラン

2017年:MG ZS 小型SUV

2018年:新型MG &セダン 1.5ℓ4気筒および1.0ℓターボ付き3気筒ガソリン・エンジン
2018年:MG ZS EVバージョン
2019年:MG Eモーション 2+2 EVクーペ

2019年:Aアーキテクチャを用いた新型GS SUV
2019年:MG3 フル・フェイスリフト

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