スバル・インプレッサWRX vs ルノー・メガーヌR26 vs VWゴルフGTI 回顧録

公開 : 2018.01.26 16:20  更新 : 2018.01.26 18:41

スポーツワゴンをハッチバックに置き換えた3代目インプレッサの実力を、欧州ホットハッチの競合2台を向こうに回したグループテストで確かめます。当時、活躍を見せていたWRCばりに勝利できるのでしょうか。AUTOCAR JAPAN 2008年3月号よりの再録です。

AUTOCAR JAPAN誌 2008年3月 58号

もくじ

三車三様の見た目
排気量と駆動方式のアドバンテージ
秀逸なGTIのインテリア
欠点と魅力が表裏一体のWRX
予期せぬハンドリングとWRCマシン譲りの乗り味
パワフルでジェントルなR26、完成度の高いGTI
もっとも刺激的なWRX、あと一歩およばず

三車三様の見た目

WRXにGTI。クルマ好きならそのどちらの短い符号にも、瞬時に飛びきりスポーティなドライビングを連想するはずだ。しかし、ルノーメガーヌ・ルノースポール230 F1ティームR26の場合、そのやたらと長いネーミングのどの部分を愛称として呼んだらいいものか……。便宜上、ここではR26と呼ぶことにしよう。

もしカントリーロードを元気に走り回ることを最重要視するなら、このメガーヌR26はゴルフGTIを蹴落とすポテンシャルを持ったクルマであるのは間違いない。もちろんゴルフGTIには、詳しくは後述するが、それ以外の分野でメガーヌにアドバンテージを持つ部分が少なからずある。

そんなよきライバル関係にある2台のあいだに割って入るように、もう1台の強敵が現れた。

3台それぞれの第一印象を短い言葉で言い表すとすれば、「派手で生意気」、「上品で穏やか」、そして「キテレツ」となる。

ご推測どおり「派手で生意気」なのはメガーヌR26だ。それは強烈なイエローに塗られたボディカラーだけを指しているわけではなく、18インチのアルミホイールや2本出しのエグゾースト、ロードウェポンであることを強烈に訴えかける超レーシーなバケットシートといったアイテムを身に着けているからにほかならない。


 
一方、赤いブレーキキャリパーと同じく赤いトリムが施されたグリルを装着してはいるものの、真っ白なボディカラーのGTIは、普通の人の目にはただのゴルフにしか映らないだろう。メガーヌR26やインプレッサWRXに負けないほど速く走れるクルマであっても、見た目ではそこまで速そうには見えない。GTIは「上品で穏やか」なのだ。

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