長期テスト マツダMX-5 RF (1) いきなり3つの懸念事項

公開 : 2018.02.22 11:10  更新 : 2018.06.18 10:32

ふたつのMX-5 RFへの懸念事項

最初の懸念は、RFがソフトトップバージョンに対して40kg重いことだ。この差はソフトトップバージョンの素晴らしい乗り味やハンドリングやバランスを損なわせるのだろうか。

さいわいにも、その心配は無さそうだ。テスター達によれば、アンチロールバーやダンパーの微調整により元来の乗り味を維持することができていると判断している。

もちろんわれわれはこの懸念について今後の数カ月間でより詳しくテストするが、RFの楽しさや魅力が損なわれているということは無いだろう。MX-5のイメージ通りのクルマだ。

もうひとつの懸念は、RFがソフトトップに比べて2000ポンド(30万円)ほど高いことだ。しっかりとしたルーフがあることによる洗練、快適性、そして利便性がその価格差に見合っているのだろうか。

確かに、雨の日に職場から家まで走る際にはルーフの存在はありがたかった。しかし、欠点もある。MX-5は芸術的なまでの快適性を持っているが、RFは少々狭いのだ。

すでに乗り込む際に何度も頭をぶつけている。ルーフを持つことによって洗練性を追求したと言うが、クローズ時に狭い車内に体を押し込むのは洗練されているとは言えない。

洗練性はルーフの開閉状態に関わらず、速度を上げるほどに問題になるのも見逃せない。次項で見ていこう。

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