長期テスト マツダMX-5 RF (1) いきなり3つの懸念事項

公開 : 2018.02.22 11:10  更新 : 2018.06.18 10:32

AUTOCARお気に入りのお買い得なマツダMX-5(日本名:ロードスター)が、価格や重量増と引き換えに剛性と利便性を手に入れ「RF」を名乗っています。これは好取引と言えるのでしょうか。ソフトトップはクロプリー編集長が買い取りましたが、ハードトップは?

もくじ

MX-5 RF ソフトトップとの違い
ふたつのMX-5 RFへの懸念事項
ハードトップ 開閉問わぬノイズ
MX-5 RF 購入で注文したもの
テスト車について
テストの記録

MX-5 RF ソフトトップとの違い

マツダMX-5(日本名:ロードスター)は、真似のしようがないほど素晴らしいクルマだ。前回AUTOCARがMX-5の長期試乗を行った際は、英国編集長のスティーブ・クロプリーが気に入り、テスト後に自ら購入し今現在も所有している。

では、MX-5 RFは通常のMX-5と比べてどう違うのだろうか。答えは精密に造形されたスチールやアルミやプラスティックと、それらを格納するための賢いモーターにある。

このクルマはリトラクタブル・ファストバックもしくは折りたたみ式ハードトップと呼ばれるものである。ダッシュボードに備わるスイッチを押し続けると、15秒ほどでルーフが3分割され、折りたたまれて専用のスペースに収納される。動きは目を引く。

もちろん通常のMX-5のソフトトップを手動で開けるよりも時間はかかるが、率直に言ってより洗練されている。そして、この洗練こそマツダがMX-5のラインナップにRFを加えた目的なのだ。

デザインはMX-5 RFにアイデンティティを与えている。先代のMX-5にもハードトップとソフトトップの両方が用意されていたが、それらはルーフを開けてしまえばほぼ同じ見た目だった。しかし、今回は違うのだ。

この2モデルのフロント部分はまったく同じで、マツダの美しい魂動デザインにより長く傾斜したボンネットのエレガントかつ迫力あるルックスを与えられている。

一方で、RFのハードトップを開けると、特徴的なふたつのリアピラーが残る。これらにより、上には空が見えつつも車内に収まっているような感覚をもたらすのだ。同時に、このピラーがRF特有の印象を与えているが、純粋主義者には嫌われるかもしれない。

もちろん、ルーフを閉じた状態でも違いは明確で、MX-5 RFはより通常のクーペに近いルックスだ。要は、MX-5は悪天候用のルーフを備えたオープンスポーツカーだとすれば、MX-5 RFはルーフを開けられるスポーツカーと言ったところだ。

開発理念もわずかだが明確に異なっており、MX-5が夏の週末に田舎道を流すためのクルマなのに対し、RFはより日常使いに適している。しかしながら、誰も触れようとしないふたつの問題があるのだ。

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