アストン マーティン、英ポンド安も2017年最高益 18年はヴァンテージが起爆剤か

公開 : 2018.02.27 19:10  更新 : 2018.02.27 19:23

アストン マーティンが過去最高益を記録しました。2017年は5000台以上を売り上げ、今年は新型ヴァンテージやヴァンキッシュの登場でさらなる飛躍が期待されます。しかし、このスーパーカー・メーカーもブレグジットの影響からは逃れられないようです。

アストン マーティン、2017年は最高益を記録

2億5000万ポンド(379億6000万円)以上の伸びを見せ、アストン マーティンは過去最高となる8億7600万ポンド(1330億1184万円)の売上を達成した。

2017年のアストン マーティンは、2016年の1億6300万ポンド(247億4992万円)の赤字から2億5000万ポンド(379億6000万円)以上もの収益改善を行い、8700万ポンド(132億1008万円)の利益を計上した。

この収益改善は2016年比で58%増となる5117台を売り上げた結果であり、8億7600万ポンド(1330億1184万円)の売上は2016年からは48%ものアップとなった。

これはアストン マーティンにとって、ヴァンテージDB9がそれぞれ販売3年目と4年目を迎えた2008年以降で最高の結果である。CEOのアンディ・パーマー(写真下)は以前AUTOCARに対して、年間生産台数を3600台から5000台以上にまで増やすことが最大のチャレンジだったと語っている。


2017年第4四半期のアストン マーティンは、年間収益にも大きく貢献することになる税引き前利益6480万ポンド(98億3923万2千円)を計上し、104年間の歴史で最高の成績を収めている。

2017年1月の189台という販売台数から、今年は100台と2018年はやや低調なスタートとなった。モデルチェンジを控えたヴァンテージは売上を48%落としており、新型ヴァンテージの登場が予定されている。新型ヴァンテージが6月に発売されれば、さらに売上を伸ばすことになるだろう。

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