次の標的はポルシェか、964カレラRSか 1億7709万円で落札

公開 : 2018.03.19 10:40

コレクターズカーの動向は一瞬にして変わることが多いですが、ここにきてポルシェのRS系がヒートアップしています。特に964以降のモデルが人気で、RMサザビーズ・オークションには11台(!)の964が出品。1億7709万円で落札されたモデルも。

text: Kazuhide Ueno(上野和秀) photo: RM Sotheby’s Auctions/Patrick Ernzen

964 一挙11台出品

いつの時代もエンスージァストの心を捉えて離さない永遠の存在がポルシェだ。356から991まで常に憧れの存在であり続けている。

なかでも注目されているのが、ポルシェ911のアイテムモデルたち。近年は73カレラにスポットが当てられ、コレクターの嗜好とマッチしたことからピーク時は1億円を記録するほどだったが、ここにきてバブルが弾け、ようやく落ち着きを取り戻してきた。

そこで次なるアイテムとして注目されてきたのが964以降のRS系とターボで、急激に値を上げている。以前から相応に評価されてきたが、コレクターズ・バブル以降は高騰ぶりがより顕著になってきた。


そんな状況の中で先日開催されたRMサザビーズ・アメリアアイランド・オークションでは、この流れを象徴するポルシェ964祭りが繰り広げられたのである。ひとりのコレクターが所有していた964が一挙に11台が出品され、それも普通のモデルではなく
・カレラRS:4台
・ターボ:5台
・スピードスター
・カップカー
という内容で、コレクター垂涎の限定モデルを網羅していた。

次のページでは、全11台の結果をご紹介しよう。
 

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