ランボルギーニ・ウルスに試乗 生粋の「ランボ」か 内装や走りを評価

公開 : 2018.04.23 11:55  更新 : 2018.04.23 11:59

ランボか、フォルクスワーゲン

ならばウルスは真のランボルギーニではないのではないか? 違う、とランボルギーニは言う。ランボルギーニのDNAは貫かれている、と。

確かにVWのアーキテクチャーを使っているのは認めよう。しかし、合金の適切な使用や、独創的なCピラー、それにフレームレス・ドアにより軽量化が図られている。

ランボルギーニ初のターボチャージドエンジンは、実はアウディに搭載されているものと同じだと認めよう。だが、650psを発生させる。4輪駆動で地上高も高い。

ちなみにVWグループの中で、後輪に60%(最大85%)を割り振るトルセン・センター・ディファレンシャルを組み合わせ、トルク・ベクタリング・リア・ディファレンシャルを搭載しているクルマは他にない。

簡単に言えば、これらのシステムはランボルギーニをグループ内の他のブランドと差別化するためのものだ。そして、LM002がV12をミドに積んでいたのに比べれば、これらの違いは些細なことだ。

ウルスにV12が収まるか? SUVにはトルクが必要だからターボがいる。ではV12にターボをつけるのか? いろいろと考えられるけれど、さあ、質問はやめて、さっさとウルスに乗ってまずはインプレッションだ。

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