ボルボが生んだ、ステーションワゴンの傑作たち 後半 ボクシーな700シリーズから現代まで

公開 : 2018.05.04 17:10  更新 : 2020.12.08 10:34


新世代のボルボ(1992年)

900シリーズが高級車市場へシフトしたことにより、これまでのユーザーの一部はターゲットから外れてしまう可能性があった。そこで、一回り小さな850を発表する。850ワゴンの生産は1992年に開始され、1993年にはショールームへお目見えした。

850は、横置き5気筒というレイアウトのモデルファミリーを形成する。多くのワゴンユーザーにとっては、走行性能よりも多用途性が重視されたが、850はその期待に答えた。リアシートを折りたたむ際、取り外す必要のない小さなヘッドレストは、驚きを呼ぶとともに、歓迎されるものだった。

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