マツダ6 2.2 ツアラー・スポーツナビ

公開 : 2013.03.16 13:52　　更新 : 2017.05.29 19:13

■どんなクルマ？

マツダ6ツアラー(日本名：アテンザ・ワゴン)のディーゼル・モデルにオートマティック・ギアボックスを組み合わせたモデルをテスト・ドライブした。既に、マニュアル・ギアボックスのマツダ6の完全なロードテストはAUTOCARで行なっているので、今回注目したのは、オートマティック・ギアボックスとの相性だった。

■どんな感じ？

オートマティック・ギアボックスは、マニュアルに対して1,000ポンド(14.4万円)高となる。と同時に、燃費と加速の数値は悪くなる。そのことを踏まえて、ユーザーは購入を決めなくてはならない。

ステアリングに搭載されたパドル・シフトは、スムーズで効率的に作動する。激しい加速やブレーキングに対応して、そのシフトチェンジはさくさくと反応するのだ。

0-100km/h加速は8.0秒から8.6秒となり、燃費も21.7km/ℓから20.4km/ℓへと悪化する。また、CO2排出量は121g/kmから129g/kmとはなるが、それが英国でのVED道路税に影響することはない。

ボディ・ウエイトは15kgほど重たくなるが、それも大して影響を及ぼさない。マツダ6は素早く機敏なクルマのままである。

173bhpのエンジンは洗練されており、42.7kg-mのトルクもかなり良い感じだ。

乗り心地は19インチのホイールを履いていたにもかかわらず上品で、ステリングもファミリー向けのクルマであることを考えれば合格点だ。

■「買い」か？

オートマティック・モデルは、足と手を余分に動かすこととの引き換えに余分なコストはかかるものの、買い手を失望させるものでは決してないことは確かだ。

(ジム・ホルダー)