英国流、激安中古車のすゝめ 日産マイクラ1996年式 総額300ポンド、何できる?

公開 : 2018.09.29 11:40  更新 : 2021.03.19 11:28

番外編1:バンガーノミクス・イン・アクション

しばしば、まだ本当に究極のバンガーノミクスを実践することは可能かという質問を受けることがある。つまり、数百ポンドでクルマを買って、実際にそれを乗り回すということであり、実はいま、ダンの素晴らしいマイクラというサンプルに注目しているところだ。

この身近なヒーローは英国を半分横断したばかりであり、簡単にチェックしてみたが、その状態には驚かされた。もちろん、くたびれた赤の塗装やホイールアーチ上の錆、フロントバンパーにあるクラックなど、外観に難があるのは認めざるを得ないが、こうした点もその走りには何ら影響していない。シルのアンダーシールには割れがあり、つまり最終的には構造上の問題が発生することを示唆しているが、それも今のところは大丈夫だ。


このマイクラの真骨頂は、そのひからびた様なボンネットの下に収められた16バルブのエンジンにある。オイル漏れなどの問題もなく、まだまだ十分現役で活躍できるだろう。

一方、インテリアではシートカバーがその効果を証明している。1990年代式の硬いプラスチックに囲まれた快適な空間であり、6ケタの走行距離もこのクルマのキャビンにとっては何ら問題ではなかったことを示している。

ダンは常に変化し続けるバンガーノミクスの黄金律に従い、それを正しく活用した。つまり、お金を上手く使いたいなら、安くて個性的な中古車があるということだ。

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