BMW 6シリーズ(E63/64型)の中古車 オイル漏れには要注意 維持費と故障は

公開 : 2018.09.23 18:10

BMW 6シリーズ(E63/64型)の中古車 購入時の注意点

ガソリンエンジン

エンジンのチェックランプが点灯している場合、カムシャフト・ピストンセンサーの不具合の場合がある。バノス・ソレノイドとアクチュエーターも故障しがち。

ロッカーカバーのガスケットやオイルフィルターケース、オイルライン、バルブタイミングユニット周りからエンジンオイルが漏れることがある。さらにV8エンジンの場合は、バルブステムシールやシリンダーの摩耗、ブローバイホースなどの不具合で、エンジンオイル消費が激しくなることがある。30秒ほどアイドリングをしてから、アクセルを煽って、排気ガスの白煙を確認する。6気筒エンジンは、オイルセパレーターのブローバイホースに不具合が起きやすい。

V8エンジンは水温が上がりやすく圧力も高くなりがちで、古いホースやサーモスタットも故障しやすい。エクスパンションタンクの割れにも注意。

ディーゼルエンジン

ターボプレッシャー・コンバーターとバキュームホースを点検する。クランクシャフトダンパーは割れやすい。インテークマニホールドと吸気弁はエア漏れしやすい。 ディーゼル・パーティキュレートフィルターの不調を引き起こす、排気ガス・サーモスタットの不具合も見逃さず。

トランスミッション

プラスティック製のカバーからフルードが漏れることがある。フィルターも一体となっているので、交換はしておきたい。フルード交換は不要とされてはいるが、16万km走ったクルマのトランスミッションに、フルードが2ℓしか残っていなかったことがある。本来の容量は6ℓ。変速ショックや、変速タイミングに不自然な遅れがないか確かめる。圧力センサーのオイル切れの場合がある。

サスペンションとブレーキ

路面の凹凸が、フロントのコントロールストラットやショックアブソーバを痛める。ストラットのヘタリで、ブレーキペダルを踏むと、不自然な振動が発生するようになる。リアのハブブッシュは痛みやすく、サスペンションスプリングは折れることがある。

電気系統

新しいバッテリーに交換した場合、コーディングが必要になる。

ボディとインテリア

サビに注意。ソフトトップのセンサーが故障する場合がある。バルクヘッドのドレインパイプがきれいかどうか、確認もしておきたい。

関連テーマ

おすすめ記事

 

BMWの人気画像