BMW 1シリーズ/3シリーズ/5シリーズ/6シリーズ/X1/X3/X5など リコール届出 約5万台対象

公開 : 2022.06.14 14:25

BMWジャパンは、BMW 1シリーズ/3シリーズ/5シリーズなど21車種、計5万2527台のリコールを届け出ました。

ブローバイヒーターの不具合

BMWジャパンは、2022年6月13日付で、BMW 1シリーズ/3シリーズ/5シリーズ/6シリーズ/X1/X3/X5など21車種(2004年10月20日~2011年9月5日)計5万2527台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

国土交通省によると、ブローバイヒーターのプラスチック製造が不適切なため正温度特性(PTC)ヒーターエレメントへの絶縁体に不規則性が生じ、時間の経過とともに正温度特性(PTC)ヒーターエレメントがショートする可能性があるが、ヒューズによって確実に保護されない事象があるという。

BMW X5の一部機種が対象(画像は海外仕様)
BMW X5の一部機種が対象(画像は海外仕様)

そのため、正温度特性(PTC)ヒーターエレメントが異常発熱して外装が溶け、エンジン警告灯が点灯し最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善策として、全車両、ブローバイヒーターの点検をおこない不具合が確認された場合は対策品と交換する。

また、同時にエンジンワイヤーハーネスとブローバイヒーター間に7.5Aの保護ヒューズを追加し容量の最適化をおこなう。

市場からの報告により今回のリコール届出となった。同様の不具合は4件確認されている。

なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。

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    AUTOCAR JAPAN

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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