フランスはどう報道? カルロス・ゴーン会長、内部告発で逮捕

公開 : 2018.11.20 18:10

フランスはどのように報じているか

1 カルロス・ゴーン会長が羽田空港に日産の社用機で到着したところを逮捕されたこと

2 逮捕の理由は有価証券報告書の虚位記載であること

3 日産から内部告発によって為されたこと

4 日産は司法取引によって東京地検特捜部に協力し続ける意向を示していること

よって、日産内部からのクーデターであるとの受け止め方が大勢で、日産の記者会見における西川廣人社長の「権力の集中」「長期統治」「負の側面」といった言葉も報じられている。

日産のグローパル・ニュースルームのサイトは11月19日付の横浜発で、数か月前から内部調査を行ってきたところ、カルロス・ゴーン代表取締役会長とグレッグ・ケリー代表取締役の不正行為が判明したというリリースを発表した。

一方のルノーのグループ・サイトは同日のブローニュ・ビランクール発で、

1 取締役員会が日産が発表したリリース内容を知ったこと

2 カルロス・ゴーン代表取締役の現況に関する詳細な情報を待っていること

3 アライアンス内におけるルノー・グループの権益を守る意思を表明し、取締役会議を早急に開く

と応じた。

およそ日産からはリリースで初めて事が起きてから知らされた体で、「アライアンス内におけるルノー・グループの権益」という表現にアルピーヌ、ダチア、ラーダ、サムスン・モータズは含まれるものの、日産のそれを含んでいないことは明白だ。

今後の興味は当然、収益と統治(もしくは主導権)の在り方がアンバランスだったルノー日産連合の今後の在り方で、ルノーは日産にアライアンス統治の改変を迫られる、という見立てがリベラル系のメディアでは多い。

要はアライアンス内における、日仏間の主導権争いが起きるか、資本のリバランスに向かうかという見方だ。

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