祝、新型ポルシェ911(992)発表 写真で振り返る55年の歴史

公開 : 2018.11.29 18:20

標準モデルのターボ化

911の登場から半世紀がたち、ポルシェは3代目GT3を発売した。475psの3.8ℓエンジンを搭載し、最高速度315km/h、0-100km/h加速は3.5秒を誇った。ニュルブルクリンクを7分30秒で周回した。今となっては笑ってしまうほど遅いタイムだ。

初代911ターボのプロトタイプが1973年フランクフルト・モーターショーで展示されてから40周年となる2013年、520psの991ターボおよび560psのターボSがデビューした。これらのモデルは911史上もっとも幅広い1880mmとなった。

991にもタルガが設定された。初期のタルガは固定式ロールバーに着脱式ルーフパネルが組み合わされたものであったが、やや大きなサンルーフといったほうがふさわしいものであった。しかし今回はより複雑な機構によりルーフパネルがリアウインドウ後方に電動格納されるようになった。

ポルシェは2015年に991に大掛かりな変更を加え、ノンターボモデルをターボ化した。カレラでは20ps向上して370psに、カレラSでは420psとなった。

世界991台限定の911Rが発売され、史上最高の911の仲間入りを果たした。500psの4.0ℓ自然吸気エンジンを搭載し、6速MTが組み合わされた。最高速度は320km/hに達し、その車重はGT3RSよりも50kg軽い1370kgに抑えられた。

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