祝、新型ポルシェ911(992)発表 写真で振り返る55年の歴史

公開 : 2018.11.29 18:20

パフォーマンスを徐々に向上

初期の911のハンドリングは非常に神経質であった。1966年以降のモデルにはハンドリング改善のためフロントバンパー後部に鉄のおもりが搭載された。

しかし1968年にはホイールベースを56mm延長したほか、エンジンブロックを軽量化し、さらにバッテリーをフロントに搭載した。このとき米国市場で必要不可欠であったエアコンをオプション設定した。

911のライバルとの差をさらに広げるため、1969年にポルシェはフラット6の排気量を2.2ℓに拡大した。これと同時に912は消滅した。

1971年には再びその排気量を2.4ℓへと引き上げた。ただし、ポルシェは2.4ℓと主張するが実際には2341ccであり、2.3ℓという方が正しい。

1973年には、ポルシェファンを熱狂させる911カレラRS2.7が登場した。1000kg以下の車重に210psのエンジンを搭載し、特徴的なダックテールを装着する。これは量産車に取りつけられた世界初のボディ一体型リアスポイラーであった。

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