試乗 ポルシェ・カイエンE-ハイブリッド 性能と実用性を両立

公開 : 2019.01.22 10:10

洗練されたハイブリッドシステム

ポルシェは三代目にして、ようやく完璧なハイブリッド技術を手に入れたらしい。先代のカイエンS E-ハイブリッドではV6スーパーチャージャーだったのが、新型では3.0ℓターボに改められ、パワーが30%増強された電気モーターをリアにマウントする。

総出力は416psから462psまで引き上げられ、トルクも強化されて71.3kg-mに達している。結果として、0-100km/h加速は1秒近く短縮された。

環境性能も改善されている。容量が30%増加したバッテリー(最大14.1kWh)を搭載し、EVでの航続距離は43.5kmとなっている。また、高速充電器なら2時間で充電が完了する。

ポルシェの見立てでは、新型カイエンのハイブリッドモデルはもはや、妥協した末の選択肢として見られることはない。消費者にとって環境に優しくランニングコストが低く抑えられる魅力は価格以上の価値があり、カイエンのラインナップ内で一番人気となるという。

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