ケーニグセグ、EV版サーブの「NEVS」と提携へ ハイパーカー開発を加速

公開 : 2019.01.31 15:40

EV版サーブを製造する「NEVS」、ハイパーカーのケーニグセグ。スウェーデンに本拠を置く両社が提携します。「まだ手が付けられていない」セグメントに進出するということです。

サーブをEVで復活させたNEVS

スウェーデンの自動車メーカーであるケーニグセグは、中国資本のニュー・エレクトリック・ヴィークル・スウェーデン(NEVS)から約186億円の投資を受け、ハイパーカーの製造を拡大する予定だ。

2012年に経営破綻したサーブの資産を買い取って設立されたNEVSは、この戦略的提携においてケーニグセグの株20%を買収し、同社の筆頭株主となる。

両社はまた、合弁事業を立ち上げ、「まだ手が付けられていない新しいセグメント」に向けたプロジェクトに取り組む。NEVSはこの合弁事業の65%にあたる約186億円を出資し、ケーニグセグが残りの35%と「知的財産、技術ライセンス、製品デザイン」を提供する。

スウェーデンの2社は、以前にもいくつかのプロジェクトで協業している。しかし、今回の提携では共同で量産電気自動車の開発に取り組むと同時に、ハイパーカー市場におけるケーニグセグの業績を塗り替えることを目指す。

ケーニグセグのエンジニア達は、トロルヘッタンにあるNEVSの開発施設やその他のリソースを利用することが可能になる。

今回の提携について、ケーニグセグの創設者のコメントが届いている。

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