英国版 認定中古車のすゝめ ポルシェ981ボクスター 高い価値を維持 マニュアルは希少

公開 : 2019.04.13 07:50

具体的な車両選びをアドバイス

トルクベクタリング付き車両を探せ

もしトルクベクタリングを装着した車両を見つけ出すことができたなら、選ぶ価値は十分にある。機械式リミテッドスリップディファレンシャルを備え、ボクスターのドライビングをより楽しめるものにしている。

知っておくべきこと

■981世代のボクスターでは走行距離3万2000kmか2年のうち、どちらか早いタイミングでの点検が必要となる。大型ディーラーで行うささいなメンテナンスに掛かる費用は500ポンド(7万3000円)ほどであり、大掛かりな作業を行っても、そのコストはさほど変わらない。
■2015年、ポルシェはボクスター・ブラックエディションを発売している。ブラックのボディカラーと20インチアルミホイールに加え、改良されたインフォテインメントシステムと前後パーキングセンサー、クルーズコントロール、左右独立エアコン、さらにはアップグレードしたオーディオシステムが装備されていた。
■ポルシェ・トルクベクタリング以外にも、ポルシェ・アクティブサスペンションマネージメントと、アダプティブトランスミッションマウントを採用したスポーツクロノパッケージは、探す価値のあるオプションだ。これらのオプションによる価格上昇はわずかなものであり、忍耐強く車両探しを行っても良いだろう。

お勧めの1台

ポルシェ・ボクスター(981)

すべての面でよりハイパフォーマンスなボクスターSのほうが望ましいが、かなりの出費を覚悟する必要がある。ベーシックなボクスターも十分に速いモデルであり、見事な6速マニュアルトランスミッションを備えた車両であれば、素晴らしい走りを楽しむことができるだろう。

ワイルドカード

ポルシェ・ボクスターGTS

スポーツクロノといったパフォーマンスオプションを多数装着した2014年登場のGTSは、超希少なスパイダーを除けば、もっとも走りに特化したボクスターだ。最初期の個体でも依然として5万ポンド(726万円)のプライスタグを掲げているものの、その金額を支払うに値するモデルだ。

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