世界ご長寿モデルランキング トップ33 33位~23位

公開 : 2019.04.13 12:10

33位:プジョー205(1983~1998)-15年間

競争力を失いつつあった104の後継として、プジョーが205の設計を開始したのは1978年のことだった。

当時、シトロエンクライスラーの全欧州部門を吸収合併したばかりのプジョーには財務的な余裕がなく、104のモデルチェンジで失敗など許されなかったために、開発コストを抑えるべく、数多くの既存パーツを使用するとともに、205には軽量で生産性に優れたモデルになることが義務付けられていた。

1983年、4ドアハッチバックモデルとしてデビューすると、瞬く間にプジョーのベストセラーの1台となり、直ぐラインナップが拡充されている。

2ドアハッチバックやコンバーチブル、バンモデルとともに、高い人気を誇ったGTi(写真)が登場し、ラリーとT16は、クルマ好きをプジョーのショールームへと呼び寄せることとなった。

1990年代中頃からは、バリュー・フォー・マネーであることが205最大の魅力となり、1998年末の生産終了まで、数々の限定モデルがこのクルマの人気を支えていた。

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