CX-5、ハリアーで試すオールシーズン・タイヤ グッドイヤー・アシュアランス・ウェザーレディ

公開 : 2019.05.01 09:50  更新 : 2021.03.05 21:27

先駆者の次の一手は、SUV

その時のはセダンやステーションワゴンなど、一般的な乗用車用のオールシーズン・タイヤだったけれど、グッドイヤーは1908年からオールウェザー・デザインのタイヤを手掛け、1977年に世界初のオールシーズンを謳ったタイヤをリリースした、いわばこの分野の先駆者。

近年では乗用車のひとつのカテゴリーへと成長したSUVカテゴリーのクルマに向けて開発したオールシーズン・タイヤもラインナップさせている。それが “アシュアランス・ウェザーレディ” である。SUV大国であるアメリカ主導で開発されたもの。石油を原料としたものではなく大豆を原料としたオイルをコンパウンドに配合することで低温でも柔軟性を保ち、雪上や氷上でのグリップを確保している。

また、摩耗が進むと途中で溝の幅が拡大する構造を持ち、ウェット性能をキープする。溝の中には3Dブレードが配置されていて、その凹凸でブロックとブロックを支え合わせてブレを抑え、ドライ性能と雪道でのエッジ効果によるトラクション性能を両立させている。

もちろんサイドウォールには、非舗装路や雪道での走行を重視して開発したことを表す “M+S(マッド&スノー)” マーク、公的な試験をクリアして認証を受けた証である “スノーフレーク” マーク、日本において冬用タイヤであることが認められる “スノー” マークが刻まれているから、高速道路の冬用タイヤ規制が敷かれた道を走ることも許される。

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