試乗 レクサスRC F改良新型 パフォーマンスパッケージを、FSWで評価

公開 : 2019.05.29 21:57

マイチェンされたレクサスRC F。新車種「パフォーマンスパッケージ」を富士スピードウェイで試乗しました。従来型比70kg軽量化。自然吸気V8の性能は? 写真60枚。

もくじ

どんなクルマ?
パフォーマンスパッケージとは

どんな感じ?
量産レクサス初 カーボンブレーキ
高速コーナー 頼もしいワケ
テクニカル・セクション FRを楽しむ

「買い」か?
こう見えて 後席も “アリ”
サーキット重視なら 1400万超えも

スペック
RC Fパフォーマンスパッケージのスペック

どんなクルマ?

パフォーマンスパッケージとは

RC FはFSW(富士スピードウェイ)の頭文字を頂くRC系のトップモデルであり、レクサスのハイパフォーマンスの象徴的存在である。パワートレインは標準系の最上位が3.5ℓのV6になるのに対してV8の5ℓユニットを搭載。このMCでは吸気系の見直しを図るとともにインマニの無駄肉切削により前軸回りのロール重心の低下等の改良が加えられた。

こういった細かな改良は、例えば脚まわりではブッシュチューンによるトー変化の最適化等々の細かな特性や形状が主になる。言い方を換えれば大まかな部分は従来を踏襲している。

大きな変化は新仕様の「パフォーマンスパッケージ」の追加である。従来仕様ではルーフやボンネットにカーボン(CFRP)を用いて軽量化を図った「カーボンエクステリアパッケージ」が性能面の上位仕様となっていたが、さらなら高性能を求めた仕様が登場したのだ。

テールエンドで存在感を示すリアウイングやさらにカーボン部を拡大しスーパーGTモデルをモチーフにしたエアロデザインなど、外観も「かなりの本気」なのだが、ブレーキにはカーボンディスクを採用するレース用ホイールのノウハウを活かして2.8kgの軽量化を為したBBSホイールを標準装着している。

だが、パワートレイン関連のスペックは共通。諸元で他のRC Fと異なるのは車重くらい。カーボンエクステリアパッケージよりも40kg軽い程度なので、見違えるように速くなるわけもない。ならば運動性向上のために何処に-40kgを使ったがミソ、をFSWでチェックしたわけだ。

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