長期テスト　ホンダ・シビック・タイプR（最終回）　扱いやすいオールラウンダー

公開 : 2019.07.03 17:10　　更新 : 2019.07.03 18:33

誰にとっても付き合いやすいモデル

1万6000kmほど走ったが、何も問題はなく（フロントウィンドウ割れやパンクはあったが、どちらもシビックの欠陥ではない）、このタイプRは3万ポンド（437万円）近い価格で次のオーナーへと嫁ぐことになるだろう。

新車で3万3500ポンド（488万円）だと考えれば、これはかなりお得なモデルだ。タイプRオーナーの誰もが、思った以上に付き合いやすいモデルだと驚くだろう。

昨年テストしたときは、B級路でのタイプRに100％満足しているわけではなかった。スポーツモードでは少しせわしなく感じたし、コンフォートでは弱々しく感じられたものだ。

しかし1万4000kmを走破した今、アダプティブダンパーもこなれてきたのか、スポーツモードがちょうどいい塩梅に仕上がった。

驚くほどしなやかだが、サスペンションはソフト、他はスポーツの設定があれば最高だろう。

ホンダいわく、空力パーツにはすべて意味があるとのこと。個人的には好きなデザインだ。

ストップアンドゴーが続く場面でも、自動パーキングブレーキがあるため非常に楽だ。

パンクしていないときでも誤作動を起こすことが多い。実際にパックしていることもあるのがやっかいだ。

塗装面の輝きを保つのにセーム革を買う必要があった。