新型シボレー・コルベット(C8) 右ハンドル車を設定、日本導入へ 内装/エンジン

公開 : 2019.07.19 16:28  更新 : 2019.07.20 01:09

自然吸気V8+8速DCT

心臓部には、シボレーの次世代型6.2ℓスモールブロックV8 LT2エンジンを搭載。セグメントで唯一の自然吸気V8となった。パフォーマンスエグゾースト装着時のスペックは下記の通り。

・最高出力:502ps
・最大トルク:65.0kg-m

エントリーレベルのコルベットとしては過去最大のパワーとトルクを発生する。

また、リアハッチに備わる3.2mm厚の軽量なガラスパネルは、LT2エンジンルームの熱を排出するトレーリングエッジを有する。ビジュアル面でも新しいコルベットを特徴づけるものとなった。

次世代LT2エンジンに組み合わされるのが、シボレー初の8速デュアルクラッチ・トランスミッション。TREMEC社と共同で専用開発したもので、ダブルパドル式のクラッチ解除機構が備わっており、ドライバーが両方のパドルをホールドするとクラッチの接続を解除。よりマニュアルに近い操作が可能になる。

スモールブロックの新型V8エンジンは、専用のDCTの利点でもある素早いシフトチェンジを生かすため、トルクカーブを最適化。DCTの1速ギア比をきわめて低く設定することで、トラクションを高めて素早い発進加速を可能にし、2速から6速まではクロスレシオ設定として、サーキット走行においてエンジンのパワーピークを維持しやすいようにしている。また7速と8速は高めのギア比に設定して、ゆったりとした長距離走行を可能にしつつ負荷を軽減し、燃費の向上を図ったという。

ドライバーモードは、Weather、Tour、Sport、Trackの各モードは継続し、2つの新モードを追加。「マイモード」を選択すると、キーをオフにしても、次に乗るときには自分の好みに合わせて調整したドライビングスタイルの設定を維持。「Zモード」は、Z06、ZR1、Z51といったコルベットのパフォーマンスパッケージにちなんで名付けられ、ステアリングホイールの「Z」ボタンで作動。マイモードの設定をさらに一歩進めるシングルユースモードで、エンジンとトランスミッションの調整を行うことも可能だ。

製造開始は2019年下旬から。価格設定およびパッケージング情報は、発売開始近くに共有される予定だ。また、コルベットでは初めて右ハンドル車が生産されることが決定、日本市場に導入される予定である。

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