ポルシェ・マカン EVになる次期型のさらなる情報が明らかに

公開 : 2019.10.14 11:50  更新 : 2019.10.14 13:24

現行モデルの精神を受け継ぐ

現行マカンは登場から4年が経った2018年秋にフェイスリフトを受けたが、ポルシェが当初計画していたよりも長い期間、生産が継続される見込みだ。電動化される次期モデルの発売後も、内燃エンジン搭載モデルを残すという役割を担うことになったためである。

メシュケは、内燃エンジン搭載の現行モデルと、電気自動車になる次期型モデルが併売される期間は「2〜3年になるだろう」と見ているという。電気自動車の普及は急速に進んでいるものの、状況は地域によってだいぶ差がある。インフラつまり充電施設の数も偏っているし、施設があってもすぐに確実に使用可能とは限らない。

タイカンのプラットフォーム
タイカンのプラットフォーム

「電気自動車へ完全に移行するのがいつのなるのか、はっきり言うことはできません。地域によって違います」と、バウマンは言う。しかしメシュケは、全世界におけるポルシェの販売が「5年以内に30〜40%は完全な電気自動車になる」と予想している。

さらにバウマンは、次期型マカンが「先代のDNAを受け継ぐ」と付け加えた。「(現行マカンは)ポルシェのベストセラー・モデルです。その精神は維持するつもりです。つまり、セグメントで最もスポーティなモデルになるということです」

タイカンの0-100km/h加速は3.0秒を切る。そのプラットフォームを使用するにもかかわらず、電気自動車となる次期型マカンは、クーペSUVにはならないという。「日常的な使いやすさを維持しなければなりません。マカンは家庭で普段使われるクルマになることが多いからです」と、バウマンはその理由を説明する。

全固体電池の実用化は5〜7年先

電気自動車のマカンは、前後アクスルに1基ずつモーターを搭載する四輪駆動になる可能性が高い。最もパワフルな仕様は、最高出力700ps前後、最大トルク100kg-m以上になる見込みだ。その下に、いくつかパワーを抑えたモデルもラインナップされる。タイカンと同様、最も高性能なモデルに「ターボS」、その下のモデルには「ターボ」というバッジが付けられるだろう。

オンロードでは素晴らしいハンドリングを発揮する一方で、高めの最低地上高と緻密なモーターの電子制御によって、マカンEVはオフロードでかなり高い走破性を発揮するに違いない。

現行型マカン・ターボ
現行型マカン・ターボ

さらにメシュケは、リチウムイオン電池の効率が現在より20〜25%高くなるだろうと予想している。しかし、「次の大きな変革は全固体電池」になるという。全固体電池なら現在と同じ出力を半分の体積で発生することができるようになる。だが、その実用化には「あと5〜7年はかかるでしょう」と述べている。

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