【並み居るライバルより上】プジョー2008 1.2ピュアテックに試乗 130psガソリン

公開 : 2019.12.16 09:50  更新 : 2019.12.16 10:29

ライバルがひしめくコンパクト・クロスオーバーの領域に挑むプジョー2008。同じボディサイズの中ではハッチバックに魅力を感じるという筆者ですが、コンパクト・クロスオーバーの中での仕上りや上々といえそうです。

もくじ

ガソリン/ディーゼルエンジンとEVをラインナップ
英国での主軸は1.2Lの3気筒ターボガソリン
魅力を感じる3Dのiコクピット
乗り心地と姿勢制御との良いバランス
筆者ベストは130psガソリンのアリュール
プジョー2008 1.2ピュアテック 130GTラインのスペック

ガソリン/ディーゼルエンジンとEVをラインナップ

text:Matt Prior(マット・プライヤー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
毎週のように新しいコンパクト・クロスオーバーやSUVが登場している現在。来年の1月には、また別のクルマが登場することになるだろう。

今週新しくご紹介するのはプジョー2008。背の高いコンパクトなプジョーとなるが、208よりは一回り大きい。全長は4300mmとなり、先代の2008より150mmほど成長している。フォルクスワーゲン・ゴルフよりも長くなった。

プジョー2008 1.2ピュアテック 130GTライン
プジョー2008 1.2ピュアテック 130GTライン

クルマの骨格となるのは、プジョーの小型車用アーキテクチャとなるCMP(コモン・モジュラー・プラットフォーム)。このプラットフォームは通常のエンジンと同様に、バッテリーとモーターによる純EVにも対応していることは、熱心なAUTOCARの読者ならご存知だろう。

プラグイン・ハイブリッドは、より大きなプジョーやシトロエン、DSのモデルに採用される予定となっている。だが、プジョーが属するPSAグループがFCA(フィアット・クライスラー)と経営統合したのなら、その計画にも変更が及ぶかもしれない。

当面は、プジョーがEVとして独立モデルを制作する予定はない。1つのモデルに通常のエンジン仕様とEV仕様とを共存させ、ドライバーに選んでもらうという戦略を取っている。筆者としても長期的な戦略として関心を寄せているものだ。

多くの自動車メーカーと同様に、プジョーも二酸化炭素の排出量削減目標を達成するために、ローエミッションやゼロエミッションのクルマを導入する必要がある。今のところ、プジョーの場合は計画通りに進んでいるようだ。

英国での主軸は1.2Lの3気筒ターボガソリン

プジョー2008が位置するカテゴリーはコンパクト・クロスオーバー。価格やボディサイズ的に、ファミリー層向けのハッチバックとも競合することになるだろう。クロスオーバーのライバルモデルに強敵はいないかもしれないが、ハッチバックの完成度はかなり高いものが多い。

英国へ導入される2008は、1.2Lの3気筒ターボガソリンが主軸となる見込み。最高出力とトランスミッションは、MTのみの100psとATとMTが選べる130ps、ATのみの150psと3段階に分けられている。

プジョー2008 1.2ピュアテック 130GTライン
プジョー2008 1.2ピュアテック 130GTライン

加えて135psのEVモデルも、10%以上は販売されるとプジョーは読んでいる。MTに100psの最高出力が与えられるディーゼルエンジンも用意されるが、逆風の中にあって、販売割合は2008全体の5%程度になるようだ。

新世代のディーゼルエンジンも悪くなく、試して欲しいと思う。だがプジョーのCEO、のジャン・フィリップ・アンパラトは「誰も耳を貸さないでしょう」 と話している。

2008の英国での価格は2万ポンド(280万円)程度から3万1000ポンド(434万円)程度までの間。EVモデルの場合は、補助金適用後で2万8000ポンド(392万円)程度から3万4000ポンド(476万円)程度となる。

価格としては割高ながら、メンテナンスの少なさや燃料費なども考えると、純EVの総コストは130psのガソリンモデルと同等となるだろう。

今回試乗するのは130psのGTラインで、二酸化炭素の排出量は103g/km。プジョー2008のグレードの中では半分より上の方に位置する。

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