【2020年 自動車ニュースを予想】2ケタ億円の新車/シルビア復活/大規模合併など5選

公開 : 2020.01.03 09:35  更新 : 2021.10.09 23:55

自動車メーカーの大型合併

PSA(プジョーシトロエン)とFCA(フィアットクライスラー)の合併について、シトロエンのリンダ・ジャクソンンは2019年11月、筆者に対して「まだダンディール(契約締結)ではないが、交渉はしっかり続けている」と返答した。

こうした仏伊米連合以外にも、2020年は「まさか!?」と世界中がビックリするような自動車メーカーの大型合併が起こる可能性は十分にある。

フィアットからデビューが予想される500のEV「500e」
フィアットからデビューが予想される500のEV「500e

コネクティビティ、自動運転、電動化、シェアリングエコノミーなど自動車産業界を取り巻く状況が激変する中、新規開発に関する費用の削減、つまりは人員削減のため、自動車メーカーや大手部品メーカーの合従連衡は当分続く。

さらには、ITや通信事業者と自動車メーカーのさらなる連携は加速する。

ディーラー再編で新しいビジネス続々出る?

自動車産業の再編は、メーカー本社だけではなく、流通網にも及ぶ。

代表例が、トヨタが2020年5月に実施する、日本国内での全店舗全車種併売だ。

トヨタ・グランエース
トヨタ・グランエース

現在、トヨタはトヨタ店、カローラ店、ネッツ店、トヨペット店という4系統体制だが、これらで販売するモデルが共通化される。

事実上のトヨタディーラー再編である。東京地区では2019年4月1日から4系統は廃止されトヨタモビリティ東京として再出発済みだ。

ディーラー再編の準備が進む中、ディーラーとしてはサブスクリプションなど、新たなるビジネスモデルを各地域に合わせた形で商品化することになる。

これまでとは全く違う、クルマの使い方が2020年から始まるかもしれない。

記事に関わった人々

  • 桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?

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