【東京オートサロン】BH、スーパーGTオークション開催 ポルシェ935/ストラトス出品へ

公開 : 2020.01.01 09:35  更新 : 2020.12.08 18:54

2020年1月、BHが「スーパーGTオークション」を東京オートサロンで開催。スーパーGTにちなんだ車両に加え、ポルシェ935とストラトスに注目しましょう。

2020年最初のオークション

text :Kazuhide Ueno(上野和秀)
photo:BH AUCTION

日本初の本格オークション・ハウスとして2017年に活動をスタートしたBHオークション。

以来、積極的な活動によりコレクターズカー・オークションを日本のクルマ愛好家に広めてきた。

1月10日に東京オートサロン2020内で開催される「スーパーGTオークション」の注目出品車を確認しておこう。
1月10日に東京オートサロン2020内で開催される「スーパーGTオークション」の注目出品車を確認しておこう。

そのBHオークションにとって2020年のキックオフ・イベントとなるのが、1月10日に東京オートサロン内で開かれる「スーパーGTオークション」である。スーパーGTとの共催されるもので、当日はスーパーGTに因んだチャリティ・オークションが併催される予定である。

主役は、ポルシェ935K3/80クレマー

出品されるのはスーパーGTを闘ったBMW Z4 GT3、ポルシェ911 GT3-Rに加え、GTアジアで活躍したマクラーレンMP4-12C GT3。

さらに、1995年のニュルブルクリンク24時間レースと1996年と1997年のスパ24時間レースで総合優勝を勝ち取ったBMWワークスカーの320 ST、日産プリンス・スポーツコーナーで1972年に製作されたスカイライン2000 GT-Rのレーシングモデルと、マニアックなラインナップが用意された。

ロットNo.6 1977年 ポルシェ935 K3/80 クレマー 予想落札額:近日発表予定
ロットNo.6 1977年 ポルシェ935 K3/80 クレマー 予想落札額:近日発表予定

スーパーGTオークションと謳うが、実質的な主役といえるのがグループ5シルエット・フォーミュラ時代の王者だった「ポルシェ935K3/80クレマー」。

930ターボをベースにクレマーが935K3/80として製作したもので、エンジンは3Lのル・マン仕様が搭載されレースで活躍した。

近年はル・マン・クラシックを始めとする国際格式のクラシック・レースに参加していたこともあり、FIA HTPペーパーも取得しており即参戦可能なコンディションに保たれている。

現時点では予想落札額はまだ発表されていないが、開催日までには発表される予定。国際的に見てもオークションにほとんど姿を現さない貴重なモデルなだけに、硬派なポルシェ・ファンには見逃せない1台となろう。

ランチア・ストラトスも用意

ポルシェ935 K3/80クレマーと共に注目したいのが、「ランチア・ストラトス・グループ4仕様」だ。

ストラダーレからコンバートしたものだが、1976年のワークス仕様に仕上げられ、その完成度は高くランチア社の製造証明書も付属している。こちらの予想落札額は7000〜8000万円と発表されている。

ロットNo.1 1975年ランチア・ストラトス・ストラダーレ・グループ4コンバージョン 予想落札額:7000〜8000万円
ロットNo.1 1975年ランチア・ストラトス・ストラダーレ・グループ4コンバージョン 予想落札額:7000〜8000万円

なお出品される車両はオークション開催時までに変更される可能性もあるので、最新情報はBHオークションのウェブサイトなどで確認されたい。

オークションは、千葉県・幕張メッセで開催される東京オートサロン内のイベントホールで、2020年1月10日に行われる。

参加には入札者登録が必要で、ウェブサイトから事前に申し込むか、もしくは手続きに時間はかかるが当日の申し込みもできる。

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