【3Dプリントでハイパーカー】ジンガー21C、1億円超えか 革命的なパフォーマンス ジュネーブで発表へ

公開 : 2020.02.14 11:45  更新 : 2020.03.16 11:50

新しい自動車ブランド、ジンガーは、来月ジュネーブで新しいハイパーカーを発表します。新3Dプリントシステムを採用し、最も先進的なパフォーマンスを目指すこのモデルは、1億円以上で販売されると予想されています。

ハイパーカー「21C」

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

新しい自動車ブランド、ジンガーは、来月のジュネーブモーターショーで、新しいハイパーカー「21C」を発表する。

自らを「最先端のシャシーとストラクチャー」と「ハイパフォーマンス・コンポーネント」を含む「新しい3Dプリントシステムを採用した最初の企業」と呼ぶ、この1年目のブランドは、同社のCEO、ケビン・ジンガーにちなんで命名された。

ジンガー21C
ジンガー21C

チンガーは、初めて3Dプリントによってボディとシャシーコンポーネントが形成された、スーパーカー「ダイバージェント・ブレード」の開発者だ。

ハイブリッド・パワートレインを採用し、カリフォルニア州ロサンゼルスにある同社の拠点で、車両とその推進システムをゼロからデザイン、開発、設計、製造を行っている。

サイズ、出力などの詳細は、まだ確認されていない。

最も先進的なパフォーマンス

21Cは、2つのシートが前後に配置された、戦闘機スタイルのインライン・シーティングを特徴としている。

画像からは、大きなカーボンファイバー製のリアウィング、ボディシェルに広範囲に使われたカーボンファイバー、中央に取り付けられたエグゾーストらしいものが見える。

ジンガー21C
ジンガー21C

リアには、迫力のあるハニカムグリルと、幅広のLEDライト・ストリップが配置されている。

21Cには、ダイバージェント・ブレードで使用された3Dプリントシステムの、発展バージョンが採用される可能性が高い。

ジンガーは、21Cが「21世紀の最も先進的なパフォーマンスを備えたクルマの1つ」になると述べ、「デザイン、開発、設計、製造方法の変革」を披露すると付け加えた。

21Cの具体的な生産計画は明らかにされていない。

オーダーメイドのエンジニアリングとイノベーションを考えると、その販売価格は1億円を超えるのではないかと、AUTOCARは予想している。

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