【新たなスパイショット】新型フォルクスワーゲン・ゴルフR ほぼ偽装なしで高速テスト 7月発表か

公開 : 2020.04.21 11:30

新しいVW ゴルフRの高速テストの様子が撮影されました。334psを出力するターボチャージャー付き2.0Lガソリンエンジンを搭載し、Rらしいデザインを備えた、パフォーマンス志向のモデルとなることが期待されています。

新しいフォルクスワーゲン・ゴルフR

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

カモフラージュ無しの、新しいフォルクスワーゲン・ゴルフRが、ニュルブルクリンクで発見され、注目を浴びている。

7月の発表に先がけて、ドイツのサーキットで、最終的な性能テストを受けるプロトタイプからは、その先代モデルの控えめなパフォーマンスを、引き継いでいることがわかる。

フォルクスワーゲン・ゴルフR
フォルクスワーゲン・ゴルフR

リアのクワッドテールパイプ、大開口のエアインテーク、ブルーでペイントされたパフォーマンス・ブレーキキャリパーを備えるR特有のホイールデザインから、Rらしさを確認することができる。

また、カラー違いのインサートを備えた、オーダーメイドのパフォーマンス志向のシートデザインが採用されている。

334psを発揮する2.0Lガソリンターボエンジン

公式には明らかにされていないが、ホットな8代目ゴルフのラインナップ(GTI、GTI TCR、GTD、R)の出力は、今年の初めにリークされた、プレゼンテーションのスライドで確認されている。

スライドからは、RがEA888ターボチャージャー付き2.0L ガソリンエンジンの改良版を搭載し、33ps増となる334psを出力することが明らかになっている。

フォルクスワーゲン・ゴルフR
フォルクスワーゲン・ゴルフR

現行モデルと同様、ハルデックス製の四輪駆動システムと、7速デュアルクラッチ・オートマティック・ギアボックスが採用される。

マニュアルの提供はないと予想されている。

新しいハルデックス製のシステムは、フロントおよびリアアクスルに送られるドライブを絶えず変更する、完全可変配分が可能であると言われている。

これに、VWの「XDS+」電子制御ディファレンシャル・ロックと、スタビリティ・コントロール・システムを組み合わせる。

関係者によると、メルセデスAMG A45のような、ドリフトモードが組み込まれる可能性もあるとのことだ。

公式には発表されていないが、最近7月から9月に延期された、英国のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで披露される予定となっていたと言われている。

また、405psを達成すると言われている、待望のフラッグシップモデル、ゴルフRプラスの発表は、来年またはそれ以降まで待たなければならない可能性があるようだ。

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