【いちど見たら忘れられない!?】画像で紹介 リアウイングが特徴的なクルマ 21選

公開 : 2020.05.10 08:50  更新 : 2021.02.17 17:44

パガーニ・ゾンダR(2009)

ゾンダRは市販モデルのための試験的な役割を果たした。Rの名称が示す通り、富裕層がサーキットで走らせることを想定したモデルだ。

とはいえこの多くのパーツはウアイラに使うためのテストを兼ねており、標準のゾンダと共通のパーツはわずか10%程度であった。

パガーニ・ゾンダR(2009)
パガーニ・ゾンダR(2009)

Rの特徴の1つは、耐久レースなどで見られるものと同様の可変リアウイングだ。これによる空力性能のおかげで、2007年にニュルブルクリンクで6分47秒という新記録を樹立した。

150万ポンド(2億円)の値がつけられ、15台が販売された。

ホンダシビック・タイプR(2015)

ホットハッチの第一線から離れていたホンダは、3年ぶりにシビック・タイプRを投入した。FK2型はパワーとその速さに加え、その大型リアウイングが特徴であった。

機能性を第一に設計され、強力ではないものの確かなダウンフォースを発生した。

ホンダ・シビック・タイプR(2015)
ホンダ・シビック・タイプR(2015)

これがライバルとの明確な差別化に貢献し、新たなファンを獲得することができた。このウイングは2017年に登場したFK8型にも引き継がれ、さらなるパワーとダウンフォースが与えられた。

このウイングは世界ツーリングカー選手権で使われたマシンから得られたデータを用いて設計されている。ルーフ後端に取りつけられたボルテックス・ジェネレータはより多くの空気をウイング表面に導く効果を持つ。

マクラーレン・セナ(2017)

マクラーレン・アルティメットシリーズに対するわれわれの期待は絶大だ。セナは確かにこれに応えてくれた。

その巨大なリアウイングは最大800kgのダウンフォースを生み出すだけでなく、加速時や減速時など、そのスピードに応じて角度が変化するのだ。

マクラーレン・セナ(2017)
マクラーレン・セナ(2017)

さらに賢いことに、ボディに取りつけられた小さなガーニーフラップから空気の供給を受けてその効果を発生しているのだ。

これによりエンジンの排熱を助けるとともに、低圧部を作り出してスポイラー表面に空気を送ることでダウンフォースを生み出している。もちろん、軽量化のためこのウイングはカーボンファイバー製だ。

ポルシェパナメーラ・ターボ(2017)

パフォーマンスに対するポルシェの本気度は、パナメーラ・ターボのリアウイングからも見て取れる。

2世代目パナメーラにはより大型のリアウイングが必要とされた。そこで生み出された答えが、3ピースのウイングをトランクに内蔵するというものだ。低速時にはボディラインに隠されるようになっている。

ポルシェ・パナメーラ・ターボ(2017)
ポルシェ・パナメーラ・ターボ(2017)

300個以上の部品からなるこのウイングは2つの電動モーターによって駆動されている。

200km/h以下では空気抵抗低減と燃費向上を図るが、それ以上の速度域では自動的に角度が変化し、さらなるダウンフォースを生み出している。

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