【なぜ、ポルシェが新たな展開?】体験型ショップ/自前サーキット カイエン並み価格でEVタイカン上陸も

公開 : 2020.07.10 06:50

ポルシェジャパンは2020年7月9日、日本でポルシェ初となるポップアップストア「Porsche NOW Tokyo」のオープン会見をおこないました。新しい挑戦の理由を探ります。また、タイカンの追加情報も。

もくじ

そもそもポップアップストアとは何か
比較的、気軽に来場できる空間作り
タイカン予約者 95%が初のEV
タイカン日本仕様の充電事情、明らかに
エクスペリエンスセンターへの期待

そもそもポップアップストアとは何か

text:Kenji Momota(桃田健史)

ポルシェジャパンは2020年7月9日、日本でポルシェ初となるポップアップストア「Porsche NOW Tokyo」のオープン会見をオンラインでおこなった。

ポップアップストアとは、ポルシェが世界各国で展開している期間限定のリテールショップ。中東のドバイ、ギリシャのアテネ、台湾の台北、そしてポルシェ本社があるドイツのシュトゥットガルトに次いで、今回日本での実施となる。

ポルシェ・タイカン
ポルシェ・タイカン    ポルシェ

場所は、東武有明フィールド(東京都江東区有明1-3-25)。期間は、2020年7月12日(木)~2021年8月31日までの1年間強。一般公開も7月12日からとなる。

今回の会見で、ポルシェジャパン代表取締役のミヒャエル・キルシュ氏がまず、新型コロナウイルス感染拡大の影響が、日本国内ポルシェ正規ディーラーの経営にも及んでいることを踏まえた上で、Porsche NOW Tokyoを1つのきっかけに、ウィズコロナによる「ニューノーマル時代でのポルシェブランドの訴求を考えていきたい」と、社会情勢を精査しながら新たなる事業計画を進めることを示唆した。

モデルとしては、ポルシェとして初のEVとなる「タイカン」が、Porsche NOW Tokyoの主役であると強調。

「有明は2021年の東京オリンピック・パラリンピック開催地であり、タイカンのようなEモビリティのイノベーションを紹介する場として適している」とも述べた。

比較的、気軽に来場できる空間作り

Porsche NOW Tokyoは、全面ガラス張りのオープンレイアウトとして、これまでポルシェとの直接的な関わりがない人でも、比較的気軽に来場できる空間作りを心掛けた。

仮想現実(VR)を使い、様々なモデルの車内の雰囲気を確認するなどして、カスタマイズ商品選びができるなど、各種のデジタル化技術を積極的に導入した。

Porsche NOW Tokyo
Porsche NOW Tokyo    ポルシェ

さらに、ポルシェについてなんでもお任せ「ポルシェプロ」というコンセルジュが常駐し、来場者に対応するといった新しい顧客サービス体制も敷く。

タイカン予約者 95%が初のEV

次に、ポルシェジャパンのプロダクト&プライシングマネージャーのアレクサンダー・クワース氏がタイカン日本導入について詳しく説明した。

まず指摘したのは、日本におけるタイカンのユーザー層の可能性についてだ。

アレクサンダー・クワース氏(ポルシェジャパン・プロダクト&プライシングマネージャー)
アレクサンダー・クワース氏(ポルシェジャパン・プロダクト&プライシングマネージャー)    ポルシェ

ポルシェジャパンは2019年11月20日、日本国内でタイカンの初披露をおこなうと同時に、期間限定のタイカン予約プログラムを実施した。

その結果、予約者の45%がこれまでポルシェ購入歴のない新規の顧客。また、95%が現在EVではなくガソリンエンジン車のオーナーであることがわかった。

ここから読み解けるのは、プレミアムEV市場でポルシェを先行するテスラからの買い替え重要というイメージにはなっていない、ということだ。

 

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