【高い競争力を維持】マツダCX-5 2.0 スカイアクティブ-G 2WDへ英国試乗

公開 : 2020.07.22 10:20

マツダらしいこだわりを持ったファミリー層向けのSUV、CX-5。シンプルなガソリンエンジンに楽しいハンドリングを備え、好印象を与えてくれると、英国編集部は評価します。FFモデルを一般道で試乗しました。

もくじ

自然吸気の2.0L スカイアクティブ-G
切れの良いハンドリングとレスポンス
操縦性や乗り心地の洗練度を向上
まだまだCX-5の競争力は高い
マツダCX-5 2.0 スカイアクティブ-G スポーツ 2WD(英国仕様)のスペック

自然吸気の2.0L スカイアクティブ-G

text:Matt Saunders(マット・ソーンダース)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
マツダが英国でリリースするラインナップの中で最大となるのが、SUVのCX-5 2.0。ちなみに日本なら、さらに大きい7シーターのCX-8も選べる。

ほとんどのガソリンエンジンが、ターボで加給されるような昨今。フォルクスワーゲン・ティグアンのライバルとなる大柄なボディながら、自然吸気エンジンが選べる、数少ないモデルだ。

マツダCX-5 2.0 スカイアクティブ-G スポーツ 2WD(英国仕様)
マツダCX-5 2.0 スカイアクティブ-G スポーツ 2WD(英国仕様)

このCX-5に載るのが、2.0Lのスカイアクティブ-Gエンジン。英国仕様のMX-5、ロードスターが以前に搭載していたユニットとほぼ同じもの。気筒休止システムが追加され、WLTP値でのCO2排出量を8%ほど向上させている。

より高いパワーとトルクを発生する、火花点火制御圧縮着火と呼ばれるシステムを採用したスカイアクティブ-Xではない。軽量なハッチバック、マツダ3や、クロスオーバーのCX-30では選べるのだが。

ご存知の通り、独自のフィロソフィーでクルマづくりを進めているマツダ。いまのところ、CX-5は従来的なガソリンエンジンが継続登用となるようだ。

もしディーゼルエンジンを搭載したSUVがお好みなら、CX-5の中からも選べる。スカイアクティブ-Dと呼ばれる2.2Lユニットで、英国では150ps版と183ps版が選べる。

トランスミッションは、6速MTと6速ATが、すべてのグレードで選択可能だ。ちなみに日本では、6速MTが選べるのはディーゼルのみとなっている。

切れの良いハンドリングとレスポンス

走行性能に優れるSUVでも、カテゴリーの中で、という制限を外すことは難しい。しかしCX-5の場合、ドライバーの努力に見合う、丁度いい重みづけが与えられた正確な操作系がある。ステアリングは切れが良く、レスポンスは期待通り。

新採用の気筒休止システムを活用し、一般的な高速道路の巡航走行で得られる燃費は、15.9km/L前後。都市部も含めた複合的な条件なら、12km/Lから14km/Lほどになる。

マツダCX-5 2.0 スカイアクティブ-G スポーツ 2WD(英国仕様)
マツダCX-5 2.0 スカイアクティブ-G スポーツ 2WD(英国仕様)

豊かなトルクで安楽に走りたいのなら、ガソリン版のCX-5は選ばない方が良い。同じように、長距離で18km/Lを超えるような燃費を得たいドライバーも、ディーゼルエンジンの方が良いだろう。

ただし、ガソリンエンジンのSUVとしてみれば、悪い数字ではない。都市部中心の短距離運転が中心なら、ディーゼルエンジンの燃費とも大きな差はないかもしれない。現実環境で14km/Lの燃費なら、むしろ満足できる結果といえそうだ。

複雑さを増す現代のディーゼルと比べれば、シンプルなガソリンエンジンには良い面もある。アドブルー液を定期的に補充する必要もないし、ターボや微粒子フィルターといった装置もいらない。

車内空間は、このサイズのSUVや大きなクロスオーバー・ハッチバックとして考えれば、充分な広さを確保。荷室も不足はない。ボルボCX40より少し広く、ホンダCR-Vより少し狭いといったところ。

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