【コンパクトカーの新ドライビング体験】ホンダeアドバンス 英国試乗

2020.07.31

サマリー

シティカーとして、あえて短い航続距離に設定された、ホンダの新しい電気自動車「e」。興味を掻き立てられるテクノロジー満載ですが、郊外へ少し足を伸ばしたくなる運転の楽しさも備えていると、英国編集部は評価します。

もくじ

200kmの航続距離をどう受け取るか
ドライバーの気持ちをくすぐる性格
車内はラウンジのように素敵な雰囲気
コンパクトカーと純EVの良いとこ取り
コンパクトカーの新しいドライビング体験
ホンダeアドバンス(英国仕様)のスペック

200kmの航続距離をどう受け取るか

text:Steve Cropley(スティーブ・クロップリー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
キュートな見た目に充実した装備。良く作り込まれた、ホンダ初の量産電気自動車が「e」だ。何度かご紹介しているが、その評価は200kmという航続距離をどう受け取るかで変わる。

現在購入できる純EVとしては、航続距離が比較的短い。200kmという数字が、ホンダeの購買層と実際の利用条件に、大きな影響を与える。純EVの場合、高めに設定されがちな価格以上に、大きな要素だと思う。

ホンダeアドバンス(英国仕様)
ホンダeアドバンス(英国仕様)

ホンダeの英国価格は、政府の補助金を差し引いた状態で、ベースモデルが2万6000ポンド(348万円)。上級グレードのアドバンスを選択し、いくつかの有力オプションを追加すれば、3万ポンド(402万円)近くになる。

ホンダも、純EVにとって航続距離が話題の軸の1つなことは理解済み。シティカーとして、慎重に表現している。英国の平均的なドライバーの1日の通勤距離が、Eの航続距離の20%に留まることにも触れている。

つまり、郊外に住まう人が1週間通勤するのに、充分な距離を走れることになる。もしそれ以上の距離を走りたいなら、別のモデルを選んだ方が良い。あるいは、セカンドカーにするか。

一方で、ホンダeで見逃せないのが、くりっとした丸目のデザインと、ドライバーへの訴求力。シンプルでモダンなデザインは、1972年に登場したホンダ・シビックを彷彿とさせる。現在のコンパクトカーの中では、特にユニークなデザインに仕上がっている。

 
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