【ワゴン市場に動き】ジャガーXFスポーツブレイク改良新型 年内に欧州発表か アウディA6アバントに対抗

公開 : 2020.09.01 11:20

ジャガーXFスポーツブレイクのマイチェン試作車が、目撃されました。新形状のバンパー、スリムなヘッドライトを含む、進化したデザインと、最新テクノロジーを採用。ジャーマン・ワゴン勢に対抗します。

5シリーズ/Eクラスと競合 キャビンを強化

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

大規模なアップグレードが予定されているジャガーXFスポーツブレイク改良新型。

最小限のカモフラージュを施したプロトタイプが、テストする様子を撮影することに成功した。

ジャガーXFスポーツブレイク プロトタイプ
ジャガーXFスポーツブレイク プロトタイプ

マイナーチェンジを受けたXEに続き、Fペイスと同様のアップグレードで、今後数か月以内の発表が予想されており、BMW 5シリーズ、メルセデスEクラスと、アウディA6に対抗する。

新画像では、フロントとリアに新しいバンパーが、またFタイプのようなスリムなヘッドライトが採用されることがわかる。

2019年のマイナーチェンジ版XE発表の際、商品企画のシニアマネージャーであるウェイン・ダーリーは、XFが「次の優先事項」であるとAUTOCARに対し述べていた。

「XFとFペイスの、発売時期(2015年後半と2016年初頭)を考えると、大体のタイミングも予想していただけると思います」と述べている。

エクステリアの進化も大きいが、キャビンが特に強化されており、品質とテクノロジーが大幅に向上。

XEと同様、温度調節用の新しいセカンダリ・セントラルスクリーンや、新しいステアリングホイールを含む、Iペイスの機能が採用される。

パワートレインの変更は?

また、XEと同様に、RDE2に準拠したディーゼルエンジンを、搭載する予定となっている。

このエンジンについてダーリーは、2021年に変更される排出規制に先がけて、マイナーチェンジ版XEにクラス最高の超高効率エンジンを搭載するため、エンジニアの「多大な努力」を費やしたと述べている。

ジャガーXFスポーツブレイク プロトタイプ
ジャガーXFスポーツブレイク プロトタイプ

なおXF Sが復活するかどうかは、依然として明らかにされていない。

改良型XEでは、スーパーチャージャー付きのV6 S、改良新型FペイスおよびXFでは、V6ガソリンおよびディーゼル仕様は、共に提供されないことがわかっている。

ナンバープレートデータから得た情報では、以前撮影されたプロトタイプはガソリン・ユニットを搭載していたが、マイルドハイブリッド・システムではないようだ。

ランドローバーの従兄モデルと同じ、効率の良い48V電動システムを採用するかどうかはまだ明らかにされていないが、現行型XFのプラットフォームを使用する場合は、その可能性も低いだろう。

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