【詳細データテスト】BMW X7 小型車並みの制動距離 リムジン並みの静粛性 ハンドリングと乗り心地のバランスも上々

公開 : 2020.09.19 11:50  更新 : 2020.09.22 05:54

購入と維持 ★★★★★★★☆☆☆

X7の英国における見直し後のラインナップは、7万5000ポンド(約1050万円)強から9万3000ポンド(約1302万円)弱で、もっとも高いモデルがM50iとなる。

後者については、近くアウディが投入するであろうガソリンモデルのSQ7よりも高くなりそうだが、メルセデスAMGのGLS 63よりはかなり安い。レンジローバー・スポーツP525オートバイオグラフィー・ダイナミックはほぼ同価格だが、7人乗りが標準仕様ではない。それだけに、BMWの値付けはかろうじて妥当だといえる。

X7 M50iの残価率は、3年後で50%。これはディーゼルのGLSや6気筒のレンジローバーを上回る。
X7 M50iの残価率は、3年後で50%。これはディーゼルのGLSや6気筒のレンジローバーを上回る。

テスト車はオプション込みで11万3000ポンド(約1582万円)だが、追加可能なアイテムをすべて含むわけではない。アルティメットパッケージが、そのリストに入っていないのは不思議だ。

このパッケージオプションは、テスト車が個別に装着しているものの多くが含まれるだけでなく、後席のエンタテインメントディスプレイやブラインド、TVチューナーなどもセットになっていて、個別選択するより割安な設定。X7の装備充実を図るなら、一般的なチョイスとなりそうだ。

テスト時のデータを見ると、燃費はセールスポイントになりそうもない。それは予想できたことだろうが、同時に、絶対的な弱点になると覚悟していたかもしれないが、それほどでもなかった。

たしかに、ハードに走らせれば燃料消費も激しいが、113km/h定速巡航では10km/Lを超える。M50dのほうが燃費に優れるのは確かだが、その差はおそらく10〜20%といったところだろう。83Lの満タン給油は懐が痛むものの、その場合の航続距離は890km近い。

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