【ソフトトップで広がる魅力】レクサスLC 500コンバーチブル 神秘的な選択肢

公開 : 2020.10.08 10:20

ソフトトップを羽織る2+2レイアウトのレクサスLC 500が登場。ハイブリッド版も選べますが、今回試乗したのは5.0LのV8版。コンバーチブル化で、ドライビング体験に新しい魅力が加わったと英国編集部は評価します。

レクサス初のソフトトップ・コンバーチブル

text:Richard Lane(リチャード・レーン)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
レクサスは、コンセプトモデルのように流麗なクーペ、LCをマイナーチェンジした。同時に、ポルシェ911カブリオレのライバルになり得る、ソフトトップを追加。クーペ以上に、欧州では高い人気が得られそうだ。

実は、LCコンバーチブルはレクサスとして初めてのソフトトップ。これまで、ISやSCにコンバーチブルが存在してきたが、車重のかさむ折り紙のようなフォールディング・ハードトップだった。

レクサスLC 500コンバーチブル(英国仕様)
レクサスLC 500コンバーチブル(英国仕様)

基本的な構成は、2017年に発売されたクーペ版LCと同様。エンジンは463psの5.0L V8自然吸気か、パワーの劣る3.5L V6のハイブリッドを選べる。どちらも後輪駆動だ。

以前試乗した経験から、チタンバルブを備えるV8エンジンは、スタイリングに並ぶほどソウルフルなユニットだとわかっている。しかし最近は、ハイブリッドの方が売れ行きが良いらしい。

英国での価格は、今回試乗したスポーツ+と呼ばれるグレードでは、9万6625ポンド(1294万円)。タイヤはランフラットではなくミシュラン・パイロット・スーパースポーツで、21インチの鍛造ホイールに組み合わされる。

ちなみに基本グレードにはLSDが備わらず、ブレーキを利用したトルクベクタリング・システムが装備される。ホイールは20インチになる。

スポーツ+を選択すると、ネックウォーマー付きの堀の深いスポーツシートが付いてくる。一方でクーペで新採用となった後輪操舵システムは、コンバーチブルには装備されない。ソフトトップの収納機構に、空間が割り当てられるためだという。

好印象でエキゾチックなインテリア

トランスミッションは、トルクコンバーター式の10速AT。筆者は2速ほど、段数が多いと思う。サスペンションは、アルミニウムを用いた部品点数が増やされ、軽量化につなげている。

乗り心地で落ち着きを高めるため、フロントダンパーのストローク量が増やされている。回頭性を良くするため、リアのアンチロールバーは剛性が高められた。ほかにも、ブレーキや電動パワーステアリングも改良を受けている。

レクサスLC 500コンバーチブル(英国仕様)
レクサスLC 500コンバーチブル(英国仕様)

ソフトトップの開閉は、アストン マーティンヴァンテージロードスターほどではないものの、充分に素早い。48km/hまでなら、走行中でも動作できる。

開閉スイッチは、トランスミッション・トンネルにある。普段は、レザー張りのリッドに隠されている。

それ以外、LCコンバーチブルのインテリアに変更はない。リアシートの広さは、大人向きではなく、子供か荷物用と考えた方が良いだろう。

キャメル色のレザー・インテリアは、特に魅力的。しかし色味に関係なく、曲面や平面の組み合わせ、エッジの立った造形は、ヨーロッパ・ブランドのものとはまったく異なる。好印象で、エキゾチックなデザインだ。

特に有機的な造形のドアの内張りパネルと、彫りの深いダッシュボードが個性的。ステアリングコラムは、個人的にさらに25mmくらい手前へ調整できれば、運転姿勢はより理想的なものになるだろう。

細部で変更を受けても、走行中に受ける印象は良し悪しが混ざる。LCの雰囲気なら、コンバーチブルの方が適している。

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