【RSも撮影】ホンダNワン新型 価格/内装/スペックは? モデルチェンジを解説 発売日は11/20

公開 : 2020.11.19 11:30  更新 : 2021.10.11 09:37

新型Nワン 内装

N360から継承する「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」により、室内は心地良い開放感を高めるため、ミニマルなスペースを追求している。

運転席では運転する楽しさを、助手席ではミニマルなくつろげる空間を目指し、インストゥルメントパネルを大胆にそぎ落としながら、メーターの端から助手席の端まで伸ばしたデザインを採用。大柄な人が助手席で足を組める空間を実現している。

新型ホンダNワン・オリジナルの前席内装
新型ホンダNワン・オリジナルの前席内装    上野和秀

また、丸型スピードメーターと扇型タコメーターを組み合わせた異形2眼コンビネーションメーターを採用した「情報系」、ステアリングホイール周辺にさまざまなスイッチを配した「操作系」といったように、カテゴリーごとに領域を分類。

これによりドライバーがスムーズかつ的確に情報を取得し、操作ができるようになり、見やすさと使いやすさを高めている。

運転席・助手席は、従来型のベンチタイプからホールド性の高いセパレートタイプに変更。前席の間にはコンソールボックスをレイアウトしている。

デザイン変更されたインパネとあわせ、運転席・助手席から手が届く位置に配したカップホルダーをはじめ、充電用USBジャックやポケットなど、コクピットの使い勝手は高められた。

リアシートは、シートバックが分割可倒式なのはもちろん、座面も分割でチップアップできるので、ラゲッジスペースには積めない背の高いものでも、リアシート座面を起こして積むことができる。ミニワゴンとしても活躍できそうだ。

新型Nワン シャシー

エクステリアは大きく変わっていない印象の新型Nワンだが、プラットフォームは一新された。

現行型のNボックスNワゴンのものと基本的に同じ、第2世代Nシリーズの新プラットフォームを採用し、軽量・高剛性・低慣性モーメントを実現している。

新型ホンダNワン・オリジナルの後席内装
新型ホンダNワン・オリジナルの後席内装    上野和秀

また、共通の特許技術である「センタータンク・レイアウト」により、低床で心地良い室内空間も実現されている。

構造を刷新したプラットフォームは、高粘度接着剤によるボディ接合部位を拡大。また、高強度化に寄与するハイテン材(高張力鋼)を随所に使用し、高剛性を図りながら軽量化を実現している。

さらに適材適所に防音材を効果的に配置して、車体の防音性能を向上させている。

プレミアム、RSのフロントウインドウには遮音機能付きガラスも採用。ボディ構造の見直しや液封エンジンマウントの採用などにより、エンジンやタイヤから伝わる振動や騒音を低減し、優れた静粛性を実現した。

そのほか、新制御のパワーステアリング・ロジック、リンク式ブレーキペダルやアジャイル・ハンドリングアシストの採用、スタビライザーやリア・コンプラブッシュの改良などにより、操縦安定性能を向上させ、さらに軽快・快適・安心に楽しめるクルマに仕上げられている。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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